ゴマちゃんアニメで復活!『少年アシベ』森下裕美、新シリーズ化と昭和100年イベントのお祝いイラスト公開
ゴマフアザラシの赤ちゃん・ゴマちゃんと小学1年生のアシベの生活を描いた人気漫画『少年アシベ』。その続編となる『小3アシベ QQゴマちゃん』が、2026年春にTVアニメとして放送されることが決定した。作者・森下裕美が「重大発表!」としてX(@Morishita_oop)に投稿した2枚のイラストには、30年以上変わらない作品特有のゆるさと勢いがそのまま詰まっていた。
1枚目は「あのねアニメやるの!!」と報告するアシベをはじめ、登場人物たちが驚きつつも宣伝するミニ漫画。”スガオくん”や”ゆうまくん”、”まおちゃん”、”ユミコちゃん”などおなじみのキャラクターたちが描かれている。
2枚目には全身のアシベと、その肩に乗り「キュ~ッ」と鳴くゴマちゃんのイラスト。アシベは両手でピースサインをして、アニメ化決定のニュースを喜んでいる。その周りには、森下のサインと「アニメ始めます!!」「ピース!!ピース!!」「2026年春だよ」の文字。アニメ化する喜びがイラストからも、森下直筆の文字からも伝わってくるハッピーなイラストだ。
また、東京・阿佐ヶ谷にあるギャラリー『CONTEXT-S TOKYO』では現在「ゴマちゃんの昭和100年祭」が開催中だ。2025年が“昭和100年”にあたることを記念したイベントで、森下の描き下ろしイラストがXで連日投稿されている。
12日に投稿されたイラストは、「先生がこわい!」というコメントと共にポスト。アシベの通う小学校の体育教師・天堂先生が上裸になり、スガオくんなどを後ろに引き連れ「はははははは」と笑っている様子が描かれた。手前には目を潤ませたアシベ、ユミコちゃん、ゴマちゃんが描かれた。
一見でニヤリとしてしまうオマージュが投稿されている。まずは「ゴマジンガーQ」。『マジンガーZ』の主人公・兜甲児のようなスーツを着たスガオくん、そしてその横に「スガオくんのその髪型いいなぁ」と指を加えるアシベが。2人の奥には巨大ゴマちゃんロボが操作されている。
11日に投稿されたイラストでは、アシベは大きい黒縁のめがねとオーバーオールを着用。ゴマちゃんは頭に羽付きの赤い大きなキャップが。ご存じ『Dr.スランプ』のアラレちゃんだ。「このボウシこのメガネは…」と文字でも匂わせており、ボウシの文字が「GOMA」になっているのもポイントだ。
「ゴマちゃんゲットだぜ!」のコメントと共にポケモンオマージュのイラストもポストされた。アシベはサトシのような格好をして、顔のついたボールを手に持っている。大きく描かれたゴマちゃんの周りにはカエルやねこ、オタマジャクシ、鳥、犬など様々な動物たちが。アシベサトシはゴマちゃんを相棒に旅を続けるのか……。
「ゴマちゃんの昭和100年祭」にぴったりなイラストもポストされている。アシベとゴマちゃんが宇宙服を着て、宇宙を浮遊しているイラスト。「アポロ11号が月面に着陸したのは昭和44年でした。」というコメントがついているが、アシベとゴマちゃんは月面に着陸できたのか、気になるところだ。
「ゴマちゃんの昭和100年祭」は1週間で終わってしまうが、新アニメを機に、世代を超えて若者層にも“ゴマちゃん”フィーバーが訪れるかもしれない。
【画像】ゴマちゃんフィーバーなパロディイラストとイベントたち