愛猫との日々を綴った絵本『きみがいるから』 広島 蔦屋書店にて原画展開催決定

 絵本『きみがいるから』(マイクロマガジン社)の原画展が、8月26日から広島 蔦屋書店(広島市西区)で開催されることが決定した。

 作者は、くさかみなこと、はしもとみお。保護猫との温かい暮らしを描いたこの絵本は、発売直後から猫好きを中心に大きな話題を集め、わずか1カ月足らずで重版が決定するほどの人気を博している。

 くさかみなこは、文と絵の両方を手掛ける多才な絵本作家だ。現在は保護猫のピノとモナと暮らし、その経験が作品にも温かく反映されている。上智大学英文学科を卒業後、多くの絵本を発表。主な著書には、『いちにちパンダ』や『まよなかのプレゼント』などがあり、猫をテーマにした作品も多い。

 一方、彫刻家であるはしもとみおは、クスノキを使って動物たちのありのままの姿を木彫りする。その作品は、この世に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、「その子にもう一度出逢えるような彫刻」を目指している。全国の美術館で個展を開催するほか、『はじめての木彫りどうぶつ手習い帖』など著書も多数。絵本では、作家・内田麟太郎との共著『ともだちのなまえ』や、自身が文と絵を手がけた『おもいででいっぱいになったら』などがある。

 このように、動物たちへの深い愛情と温かいまなざしを持つ二人の作家が、それぞれの感性と表現方法で『きみがいるから』という作品に命を吹き込んでいる。

 このたびの原画展では貴重な未掲載作品やラフなども展示。開催場所は広島 蔦屋書店(「広島T-SITE」1号館2F親と子フロア通路)。予約不要・閲覧無料となっている(イベント詳細は広島 蔦屋書店のイベントページを参照)。

■あらすじ
どんなに落ち込んだ時だって
きみ(猫)がいれば大丈夫。
きみへの想いをそのまんま
一冊の絵本にこめて。
愛猫とのかけがえのない毎日を
詩情たっぷりに綴った絵本。

■著者紹介
くさか みなこ
文と絵、どちらも手がける絵本作家。保護猫のピノ、モナと東京の郊外でくらす。宮城県出身 上智大学英文学科卒 童美連会員。
主な著書に『いちにちパンダ』(作:大塚 健太 小学館)、『もりねこ』(絵:品田 紗桜里 文研出版)、『あなたがうまれたとき』『くろねこリリーのひとりだち』(絵:横須賀 香 小学館)、『ねこのおふろや』(絵:北村 裕花 アリス館)、『まよなかのプレゼント』(絵:よしむら めぐ 岩崎書店)、『こねこねねこの ねこピッツァ』(絵:カワダ クニコ KADOKAWA)、『きみがいるから』(絵:はしもと みお マイクロマガジン社)などがある。

はしもと みお
三重県の古い倉庫にアトリエを構え、動物たちのそのままの姿を木彫りにする彫刻家。材料はクスノキ。この世界に生きている、または生きていた動物たちをモデルにし、その子にもう一度出逢えるような彫刻を目指している。全国各地の美術館で個展を開催中。
主な著書に『はじめての木彫りどうぶつ手習い帖』(雷鳥社)、『はしもとみお 猫を彫る』(辰巳出版)、絵本『おもいででいっぱいになったら』『トゲトゲ』(KISSA BOOKS)、『ともだちのなまえ』(作:内田 麟太郎 教育画劇)、『きみがいるから』(文:くさか みなこ マイクロマガジン社)などがある。

■書誌情報
『きみがいるから』
作:くさか みなこ/絵:はしもと みお
価格:1,650円(税込)
出版社:マイクロマガジン社

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