『海のはじまり』俳優・古川琴音の写真集『CHIPIE』が7月3日に発売「個人的にも大切な一冊となりました」
連続ドラマ「海のはじまり」など多くの話題作に出演することで注目を集める俳優・古川琴音の写真集『CHIPIE』(講談社)が7月3日に発売される。
古川琴音は1996年10月25日生まれ、神奈川県出身。2018年にデビュー。第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞した映画「偶然と想像」の第一話で主演を務める。近年の主な出演作に「海のはじまり」、大河ドラマ「どうする家康」がある。
本書は、古川琴音がフランクフルトの映画祭を訪れた5日間を追った写真集。異国の地で出会う風景や人々との触れ合い、その中で揺れ動く感情をカメラが捉えた。演出のない私服で街を歩き、ホテルで過ごし、湖畔でたたずむ——そのすべてがリアルで、まるでドキュメンタリーのように捉えられた写真集だ。
彼女自身が「主人公はすごくわかったような気がするが結局何もわからない人というイメージにしたい」とテーマに掲げ、見る者を惹きつけては突き放すような不思議な距離感を感じる構成となっている。撮影は松岡一哲で、今回で7年ぶりの再タッグを組む。未完成だからこその魅力が詰まった全176ページ。まるで一本の映画のような作品に仕上がっている。
本書の発売に際して、古川は「このたび、2冊目の写真集"CHIPIE"が発売されることが決まり、とても嬉しく、また緊張しています。前作に引き続き、松岡一哲さんとの再タッグが叶い、今回も素敵な作品を作り上げることができました。この写真集は、ドイツ・フランクフルトの映画祭に参加した際に撮影したものですが、私にとって初めての海外映画祭という貴重な機会を松岡さんに撮っていただき、個人的にも大切な一冊となりました。初めてづくしの、笑ったり泣いたりの忙しい日々でしたが、そんな私自身の「素顔」を大切に撮っていただきました。そしてフランクフルトの街並み、映画祭の熱気や興奮、舞台裏での緊張感をありのままに、一哲さんならではの視点で切り取っていただけたのではないかなと思います。いつも応援してくださっているみなさんに感謝の気持ちを込めて、この作品をお届けいたします。私の新しい一面をぜひ感じていただければ嬉しいです」とコメントしている。
【書籍概要】
■タイトル:古川琴音写真集『CHIPIE』
■撮影:松岡一哲
■発行:講談社
■発売日:2025 年7 月3日(木)
■定価:4,180 円(税込)
■仕様:B5・176ページ