人気漫画家たちの“確定申告が終わらない”悲鳴続々　「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ！」

　SNS上で漫画家たちの「確定申告」に関する投稿が増えている。毎年この時期は、悲喜こもごもの体験談や、自身の苦悩を描いたイラストが投稿され、共感の声が集まるのが恒例行事だ。

　確定申告とは、個人事業主やフリーランスが1年間の所得を国に申告し、税金を納めるための手続き。2025年（令和7年）は、2月17日から3月17日が受付期間となっている。漫画家もまた、フリーランスとして活動するケースが多いため、この時期になると「確定申告の呪い」に苦しむ投稿が相次ぐ。

SNSに溢れる漫画家たちの叫び

「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ！」と、レシートを手に怒るキツネのイラストを投稿したのは、『かみさまキツネとサラリーマン』『うちのキャバリアは番犬にならない』のヤシン。

　白猫が辛辣なツッコミを入れる『しかるねこ』のもじゃクッキーは、同じく「確定申告、終わった？」とレシートを手に詰め寄る猫のイラストを公開している。『店番のスピス』の遊ハちは、手続きの煩雑さに思わず「おしめぇだ…」と倒れるタヌキの漫画を投稿、『独身OLのすべて』のまずりんも「確定申告終わってません」と告白した。

　一方、『母ちゃんだってほめられたい。』のふるえるとりは、「確定申告がおわりました」「なんでもできそう」と笑顔で涙する鳥のイラストを公開。面倒なことも多い確定申告だけに、完遂した喜びはひとしおのようだ。

まだ終わっていない人も、今がチャンス！

　SNS上で「確定申告の苦しみ」が話題になることで、「自分もそろそろやらなければ」と焦り始める人も多いのではないだろうか。3月17日までの期限内に提出しなければ、延滞税や無申告加算税が発生する可能性もあるため、まだ手をつけていない人は今すぐ準備を始めるのが吉だ。

　確定申告を終えた漫画家たちが、次こそは計画的にやると誓いながらも、また来年の今頃に「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ！」と嘆く。そんな光景が1年後も繰り返されるのかもしれない。