『呪術廻戦』MAPPAが粋な書き下ろしイラストを公開　七海と灰原、夏油傑の誕生日を大盛りそばでお祝い

文＝加藤かづき
『呪術廻戦』MAPPAが書き下ろしイラスト

　2月3日は節分、そして『呪術廻戦』に登場する人気キャラクター・夏油傑の誕生日。2025年の同日、SNSでは夏油に対するお祝いの投稿が相次ぐなか、アニメ『呪術廻戦』の制作を手掛けるアニメーション制作スタジオ「MAPPA」のX公式アカウントでも夏油らの描き下ろしイラストが投稿された。

　本投稿は8万以上のいいね、3万以上のリポストを記録するなど、注目を集めている。


　今回Xで投稿されたイラストは誕生日を迎えた学生時代の夏油を、当時「東京都立呪術高等専門学校」に在籍していた友人らが祝福する様子を描いたものだ。

「Happy Birthday」と書かれたプレートや花火が飾られた大盛りの蕎麦を夏油へ手渡す七海と、割烹着姿の灰原。後輩が先輩を祝福する様子をガラパゴス携帯（ガラケー）で写真に収める家入など、和気あいあいとした5人の姿が描かれている。

　このイラストに対し、作品や夏油のファンからは本投稿を引用するかたちで「おめでとう」と夏油への祝福のコメントが多数寄せられたほか、割烹着姿の灰原という珍しいシチュエーションへの盛り上がりも見られた。

　ところで気になるのは、なぜ夏油へのお祝いが大盛りの蕎麦なのかという点だ。

『呪術廻戦 公式ファンブック』（ジャンプコミックス）によると夏油の好きな食べ物は「蕎麦（ざる）」と明かされている。そのため夏油を祝う食べ物として蕎麦が選ばれたのであろう。

　ちなみにイラストに添えられた投稿文によると“大盛りの蕎麦はなんと七海と灰原のお手製”とのこと。

　同書には七海の趣味・特技が「自炊」と書かれており（普段からそばをつくっているかは定かではないが）料理の経験値がある七海だからこそ、お手製の蕎麦を振る舞うことができたのではないだろうか。

　余談だが、同書では灰原の趣味・特技が「大食い」であることも明かされている。もちろん夏油を祝う気持ちと蕎麦の盛りが比例した可能性も考えられるが、蕎麦を手掛けた1人が灰原だからこそ、常軌を逸した大盛りの蕎麦となったこともイラストから推測できる。

　夏油、そして『呪術廻戦』への愛を感じる「MAPPA」の本投稿だが、2024年12月7日には学生時代の五条、同年11月7日には学生時代の家入の描き下ろしイラストも投稿されている。


　もちろん12月7日は五条、11月7日は家入の誕生日だ。どちらの投稿も夏油の誕生日投稿に引けを取らないほどに注目を集めた。


　アニメ『呪術廻戦』「懐玉・玉折」総集編の劇場公開が決定している2025年。五条と夏油、いや5人の青い春はまだまだ色あせず、その青さは今でも澄んでいる。

加藤かづき
加藤かづき

1997年生まれのライター。漫画と油揚げが好き。

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