【漫画】恐ろしい“魔物”が戦いを忘れると千年後には……モンスターが衝撃の進化を遂げるSNS漫画『ゆる魔物』がかわいい
ーー本作を描いたきっかけを教えてください。
三色ひつじ:私はキャラクターを色々作っているのですが、『ゆる魔物』も最初はキャラクターから作りました。「この子たちのストーリーを作ってあげたい!」と思ったのがきっかけで、漫画を描き始めたんです。
ーー“魔物がゆるくなる”キャラクター設定が誕生した経緯は?
三色ひつじ:元々私は、ゆるくかわいいキャラクターを作るのが好きなんです。
単体のかわいい魔物のキャラクターはいると思うのですが、魔物全体をゆるくしたような作品は私が調べた範囲では見つからなくて、そこから「ゆるい魔物の世界を描こう」と思いました。
ーー本来は怖いイメージがある魔物をゆるく描くうえで、心がけていることはありますか?
三色ひつじ:登場する魔物はあくまで“魔物”なので、魔物自体の特徴は活かしておきたいんです。でも怖くない、危険じゃないというポイントも重要だと思っていて、そこのバランスは気をつけています。
ーー三色ひつじさん自身が気に入っている魔物は?
三色ひつじ:やっぱりメインキャラクターのアルミラージですね。シンプルでかわいく描けているかなと思っています。
動物を模した魔物は、その動物の赤ちゃんの画像等を参考にしながら描いています。アルミラージの場合は、うさぎの赤ちゃんです。その赤ちゃん感がお気に入りです。
ーー漫画を描き始めたきっかけを教えてください。
三色ひつじ:元々イラストを描くのが好きで、10年以上前からLINEスタンプ等は作成していました。でも漫画を描くことには苦手意識があったんです。キャラクターを考えるのは好きでも、ストーリーをどうやって作ればいいのかというところが難しくて。
これまでも4コマ漫画等は描いてたのですが、実はこのような長い漫画を描くのは本作が始めてでした。お話を考える段階でも何度もボツにし、結構がんばりました…!
ーーストーリー漫画の制作は、本作が初だったんですね。Xに掲載した反響はどうでしたか?
三色ひつじ:ありがたいことに思っていた以上の反響をいただいて、すごく嬉しかったです。読んでいただいた方、ありがとうございました!
ーー好きな漫画家はいますか?
三色ひつじ:挙げ始めたらキリがないのですが、最近だと山田鐘人さんとアベツカサさんの『葬送のフリーレン』が好きです。『夏目友人帳』でお馴染みの、緑川ゆきさんの作品も楽しませていただいています。
ファンタジー以外も好きで、二ノ宮知子さんの『のだめカンタービレ』もずっと好きです。
ーー最後に、今後はどのような漫画を描きたいですか?
三色ひつじ:Xで『ゆる魔物』を連載し、今度初めて作った漫画本でコミティアにも参加するんです。しっかりと漫画を描くのも初めてなので、まだまだ先がわかっていない状態です。
読んでいただいた方の感想を参考にしながら、次を考えたいと思っています。