美の革命家・GYUTAE　初写真集『FULL MOON』で魅せるメイクの無限の可能性 「ポジティブになれたのはメイクのおかげ」

■自分のプロダクトを作る夢、「化粧療法」との出会い

――今回テキストの部分は、ご自身で書かれたんですよね？

GYUTAE：はい。最初はライターさんにインタビューしてまとめてもらおうという話もあったんですけど、小説っぽい淡々とした語り口調にしたいと思ったんです。あと、僕じゃないと出ない言葉とか表現とかもあると思って。そのニュアンスをどう説明したらいいかわからなくて、「なら自分で書こう」と徹夜で一気に書き上げました。

――そうだったんですね。すごく心にスッと入ってくる文章でした。

GYUTAE：本当ですか？　うれしいです。SNSで活動をし始めてから言葉の大切さをすごく感じていて。ちょっと言葉を変えるだけで、すごく印象が変わるじゃないですか。対面で話しているときは表情や声色で気持ちが伝わるけど、文字だけだとなかなかそこまで伝わらないから。どうしたら100％自分の思いが伝わるかって、言葉選びに気をつけるようになったんです。

　それと僕はいつも、難しい話を咀嚼してわかりやすく伝えられる人が本当に頭の良い人だなって思っていて。僕も文字で何かを伝えるときには、できるだけ誰が聞いてもわかるような言葉を使うように心がけているんです。僕の場合、YouTubeチャンネルの視聴者さんの年齢層が幅広いっていうのもあるんですけど。

――そうなんですか？

GYUTAE：はい、コアなのはやっぱり僕と同じくらいの30〜40代。でも、中学生くらいから80代の方までいらっしゃるんです。最近は、メイクだけでなく語り動画を楽しみにしてくださっている方も増えているように感じています。

――その幅広い年齢の方々から支持されているのも、活動の広がりと比例しているように感じますね。写真集でも「発信」し続けたいというお話がありました。

GYUTAE：そうですね。昔から、いろんなメイク用品を使ってきていて「自分だったらこうするのに」って感じることがたくさんあったんです。なので、いつか自分でプロダクトを作りたいっていう夢があったんですけど、それを実現したいなと考えています。ありがたいことに、そうした僕の思いを具現化できるようにと動いてくださる方々とも繋がりができましたし、いつか自分のメイクブランドができたらいいなと。

――それこそたくさんの方が待っていらっしゃると思います。

GYUTAE：それともうひとつ。去年の半ばごろに「化粧療法」という言葉と出会ったんです。その活動をされている団体の方からお声がけをいただいたのがきっかけだったんですけど、直接お話を聞いてすごく感銘を受けました。僕自身もメイクと出会ってこうして今ポジティブになることができたし、助けられた1人だと感じているので。僕がこれまでやってきたことも、これからしていきたいと思っている活動も、最終的にそこに行き着く気がするので。僕が発信する表現によって、少しでも多くの人の背中を押すことができたらうれしいなと思います。

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