『メダリスト』は今シーズンの覇権アニメに? 大ヒット間違いなしと言われる3つの理由とは
アニメ製作陣への高まる期待
アニメを手がける製作陣にも期待が高まる。音楽は『僕のヒーローアカデミア』『ハイキュー!!』シリーズなどを手掛けた林ゆうき氏が務める。実は元新体操選手でもあり、競技者として音楽の選曲をするところから伴奏音楽の世界へ傾倒していったという過去を持つそうだ。フィギュアスケートも音楽との親和性が重要な競技であることは想像に難くない。作品と林ゆうき氏の音楽がもたらす化学反応にも期待したい。
さらにシリーズ構成・脚本は『けいおん!』『ガールズバンドクライ』『数分間のエールを』等これまで数々の作品の脚本を手掛けてきた花田十輝氏が担当。原作の持つ強みを最大限引き出し、更にアニメならではの進化を遂げたキャラクター達の姿を見せてくれることにワクワク感が高まる。
監督には『阿波連さんははかれない』『僕らの雨いろプロトコル』で総監督を務めた山本靖貴氏が起用されている。
「作品のキャラクター同様、可愛くて熱血で誰もが応援したくなる魅力的なアニメにしたいと」意気込みを語っていた山本氏、実は同作品の舞台になっている愛知県の出身でもある。地元への愛着や強い想いもきっと作品に込められていることだろう。アニメをきっかけに作品内で登場した場所へと聖地巡礼する人も増加し、より地元が盛り上がる、そんな相乗効果も起こってくると予想できる。今クールの金メダル候補最有力の『メダリスト』。固唾を飲んで選手達の演技を見守る観客のように、この先の展開を手に汗握りながら楽しんでいきたい。