【2024.12.3 週間漫画ランキング】実写ドラマ大反響『着せ恋』初登場1位! 『悪役令嬢の中の人』『お姉ちゃんの翠くん』も
『花より男子』や『逃げるは恥だが役に立つ』など、実写ドラマから人気が爆発した漫画作品は数知れない。その作品の多くはCGを必要としない「恋愛ジャンル」が取り上げられ、2024年最後の1クールでも人気漫画である『その着せ替え人形は恋をする』が、永瀬莉子・野村康太を主演に実写ドラマ化された。
そんな本作の最新刊、福田晋一による『その着せ替え人形は恋をする』14巻(スクウェア・エニックス)が、12月3日付け日販調べ週間漫画ランキングにて1位を獲得。ドラマ放送開始後初の最新刊ということもあってか、本巻の発売で累計発行部数は1200万部を突破する人気ぶりを見せている。話題沸騰中の恋愛作品は一見の価値ありだ。
1.その着せ替え人形は恋をする(14)/福田晋一/スクウェア・エニックス
2.ONE PIECE(110)/尾田栄一郎/集英社
3.山田くんとLv999の恋をする(10))/ましろ/KADOKAWA
4.終末のワルキューレ(23)/アジチカ・梅村真也ほか/コアミックス
5.鬼の花嫁(6)/富樫じゅん・クレハ/スターツ出版
6.ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(7)/ナガノ/講談社
7.悪役令嬢の中の人~断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします~/白梅ナズナ・まきぶろほか/一迅社
8陰の実力者になりたくて!(14)/坂野杏梨・逢沢大介ほか/KADOKAWA
9.乙嫁語り(15)/森薫/KADOKAWA
10.お姉ちゃんの翠くん(7)/目黒あむ/集英社
続く2位には、11月5日からランクインし続け、11月の月間漫画ランキングの1位を獲得した、尾田栄一郎による『ONE PIECE』110巻(集英社)。現在本作のアニメは原作から離れ、過去に放送された「魚人島編」をリメイクして放送されているが、勢いが衰えたわけではない。
SNSやネット上では日頃から本作の伏線について議論が繰り広げられ、シールウエハースの累計出荷数が5000万個を突破。さらには尾田氏の地元熊本県の熊本空港に、本作のキャラクター約50名が描かれた壁画も登場するなど、計り知れない影響を与えている。途中から読むのをやめてしまった方も、もう一度読み進めてみてはいかがだろうか。
3位には先週5位だった、ましろによる『山田くんとLv999の恋をする』10巻(KADOKAWA)。2025年3月28日に実写映画が公開されることが発表され大注目を浴びており、YouTubeに公開されたPVは公開から3週間で50万回再生を突破した。
コメント欄には、「動画で見たら想像の100倍良くて胸が苦しい」や「予告動画を見て、初めてこの実写化は見たいかもと思いました」と期待が高まっているのが伺える。原作ファンからも期待できると言われている本作を手に取って映画を楽しみたいところだ。
5位は、富樫じゅん・クレハによる『鬼の花嫁』6巻(スターツ出版)。人間との親睦パーティを舞台に、それぞれの思惑が交差し、柚子が連れ去られる事件へと発展していく。妖の階級や玉の輿を狙う花嫁達の熾烈な戦いから目が離せない。
7位は、白梅ナズナ・まきぶろらによる『悪役令嬢の中の人〜断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします〜』5巻(一迅社)。シリーズ累計発行部数200万部を突破する人気作のコミック作品だ。SNSや通販サイトには、作画の白梅氏を絶賛するコメントも多く、テンプレートな"悪役令嬢もの"に囚われないストーリーとハイレベルな作画で人気が急上昇している。
8位は、坂野杏梨・逢沢大介らによる『陰の実力者になりたくて』14巻(KADOKAWA)。アニメや劇場版の公開も果たし、シリーズ累計発行部数が600万部を突破する人気作であり、主人公の強さやキャラクター達の個性もさることながら、それっぽい言葉が急転直下な展開に発展するストーリー性も人気が高い。コメディ要素を含んだシリアスな展開は思わずクスッと笑えてしまうだろう。
10位は、目黒あむによる『お姉ちゃんの翠くん』7巻(集英社)。本作はお姉ちゃんの彼氏を好きになってしまう、ときめきつつも切ないラブストーリーだ。本巻では彼女の妹・スイからのまっすぐな言葉に、翠くんが意識させられてしまうハラハラドキドキな展開に、ページをめくる手が止まらない。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/