【ONE PIECE考察】巨大ロボ・エメトの正体は? 明かされたジョイボーイの新事実

 「エメトは900年前から今まで、1度も起きなかったわけではありません。エッグヘッド編のラストに描かれたサターン聖の回想にて、200年前にも世界政府を相手に暴れたことが判明しました。そうなると、200年前になぜ起きれたのかも気になりますよね。現代でエメトが起きたのは、ルフィがギア5を発動した際の解放のドラムがきっかけのようにみえました。もしかしたらジョイボーイとルフィの間にも、ニカになれる人物が存在したのかもしれません。かつての仲間と同じ音を鳴らす男を無事に出航させ、眠りについてしまったエメト。解放のドラムを鳴らせるルフィは遠ざかってしまいましたし、エメトが自ら再び起きあがりルフィのもとに行くとも思えません。そう考えると、残念ながらリアルタイムでのエメトの働きは終わってしまったのでしょう」

 ルフィを逃がしてくれたエメトが助けに来るのは難しくても、エメトが再び活躍する可能性はあるのではないかと神木氏は続けた。

 「そもそもエメトは、その存在自体が謎だらけです。見た目はロボットのようですが、口調や思考からは完全に意思を感じます。その正体について、900年前に巨大な王国を守っていた人工的な兵士のような存在だと考えると、1番しっくりくるのではないでしょうか。人工兵士なのだとすれば、エメトが複数いる可能性もありますよね。それこそ、もしエルバフ近くの海中に大量のエメトが眠っているという展開があれば、再びルフィの解放のドラムで起動し共に戦ってくれるかもしれません。大量にいるにしても1体しかいないにしても、自我を持つエメトが本当に人工物ならば、その技術はクローンであるステューシーやセラフィムレベルです。それだけでも、かつて存在した巨大な王国の科学力の高さがわかりますね」

 エメトがジョイボーイと共に過ごした時代は、まだまだ謎だらけだ。エメトの今後の動向を追いながら、抹消された歴史の真実が明かされるときを心待ちにしたい。

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