薙刀にカバディ……読めば思わずやってみたくなる! マイナー競技が題材の人気漫画

 全世界から大反響を呼び、上映期間終了後も何度か応援上映もされた『THE FIRST SLAM DANK』や、2024年公開作品の中で初週興行収入1位となった『ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』など、近年スポーツ漫画を原作とした映画が大ヒットを記録している。スポーツ漫画といえばバスケやバレー、サッカー、野球などメジャーな競技が題材にされることが多いが、マイナー競技を扱ったものにも面白いものがたくさんあることをご存知だろうか。

薙刀にカバディ…… 高校スポーツにもあるマイナー競技

 『あさひなぐ』は、高校の薙刀部が舞台。ちょっとどんくさい主人公・東島旭が、薙刀と出会って競技の楽しさや苦しさに触れて成長していく物語だ。才能も運動神経もないが、地道に努力をして時には悔し涙を見せながらも強くなっていく旭の姿は、まさしく「スポ根漫画の主人公」である。

 また、物語の中には剣道というメジャー競技から、マイナー競技である薙刀へ転向した部員も登場。剣道と薙刀という、一見似ているようだが異なる競技のためにぶち当たる壁なども見所の1つだろう。登場人物のほとんどが女子にもかかわらず、男子がメインのスポ根漫画にも劣らない熱さがカッコいい作品だ。

 名前は知っていても、詳しいルールはおろか“どんな競技か”さえも知らない人が多いであろう「カバディ」を題材にした漫画も存在する。アニメ化や舞台化などもされた『灼熱カバディ』だ。カバディはインドやパキスタンなどの東南アジア諸国で親しまれているスポーツ。日本カバディ協会によると、鬼ごっことドッジボールが融合したような競技らしい。

 『灼熱カバディ』の主人公・宵越竜哉は中学時代サッカー選手だったが、高校入学を機にスポーツとは縁をきるつもりでいた。しかし、ひょんなことからカバディ部に入部することになる。「カバディとはなんぞや?」から始まり、その激しさにハマっていくのは主人公も読者も同様。主人公と同じ目線で読み進められ、気がつけばカバディの魅力に夢中になっていること間違いなしだ。

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