じわじわ人気の “篆書” 現代のデザインに取り入れるには? 基礎から応用テクまでわかる一冊に注目

 書籍『増補新装版 篆書デザイン』(グラフィック社)が、2024年5月に発売される。本書は、中国から伝わる漢字のスタイルである「篆書」を現代のデザインに適応させる方法を実例を交えて紹介する。

 現代では主に印章や碑銘に限定して使用される篆書を、店舗や企業のロゴ、SFファンタジー作品のタイトルなど、広範囲なデザインに応用するための発想と具体的な方法を解説。篆書デザインの活用は、デザインの可能性を大幅に広げることができる。デザイナーやアーティスト必読の一冊だ。

 本書の内容は、篆書の基本的なテクニックから始まり、漢字のデザイン、そして現代の篆書系ロゴデザインに至るまで幅広くカバーしている。それぞれの章では、具体的な実例を用いながら、篆書の特徴やデザインへの適用方法を詳しく解説する。また、用筆と運筆の基本から、街で見つける篆書、篆刻の方法など、篆書デザインの全てを理解するための情報が詰まっている。篆書デザインに新たに挑戦する人にとっては貴重なガイドだ。是非チェックしてみよう。

■著者プロフィール
小田切草雲(オダギリソウウン)
1912年東京生まれ。出版関係の美術・デザイン領域で活動しながら、篆刻・刻字の世界に遊ぶ。篆刻は関野香雲、山田正平に師事。書学を西脇呉石、中国文字学を田辺斉廬に学ぶ。出版美術家連盟、日本作家クラプ、日本刻字協会(監事)、立体書道会。

■書籍情報
書名:増補新装版 篆書デザイン
著者:小田切草雲
発売日:2024年5月
仕様:B5判 並製 総178頁
定価:2,640円(10%税込)
ISBN:978-4-7661-3905-1
Amazon https://www.amazon.co.jp/dp/4766139054/
楽天ブックス https://books.rakuten.co.jp/rb/17854621/

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