SNSで話題 みどりの窓口減少問題 キオスク、ごみ箱、時計……利用者に聞く、駅から消えて困ったものは?

■みどりの窓口が減らされている

photo:s-tsuchiya(unsplash)

  日常生活で利用する駅。近年、駅から様々なものが消滅していることはご存じだろうか。その代表格は「みどりの窓口」だ。JR東日本はみどりの窓口を続々と減らしているが、インバウンドの増加もあって、窓口は慢性的に混雑している。特に4月の定期券の発売時期は、窓口に長蛇の列ができた。

  JR東日本は指定席券売機や、えきねっとなどのサイトでも切符が購入できると案内している。それに、日常的な乗車であればSuicaなどのIC乗車券で事足りるし、利用者も多いはずだ。それでもなぜ、みどりの窓口が混雑するのか。シンプルな理由で、みどりの窓口に行かなければ買えない切符が多いためである。ある鉄道ファンはこう嘆く。

 「僕たちが作るような、東京発東京行きのような“一筆書き乗車券”は、指定席券売機ではなかなか発券しにくい。最終列車や一番列車、寝台特急などの指定券は確かに券売機でも買えるのですが、タイムラグがあるため窓口が確実。せめて、券売機の機能をプロ仕様にしてくれれば、鉄道ファンのほとんどは券売機で買うと思います。ただ、切符を買いなれていない方々にとっては、窓口がなくなるのは不親切ですよね」

関連記事