【重版情報】投資するなら米国金利に注目『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』9刷、累計3万部突破

 クロスメディア・パブリッシング発売の書籍『改訂版 金利を見れば投資はうまくいく』が9刷重版に。円安・物価高などで経済の先行きが見えない中、多くの人の支持を受け、紙・電子を合わせた累計部数で3万部を突破するロングセラーとなっている。

 著者は、「投資において重要なのは米国の金利だ」と本書の旧版(2016年刊行)から主張しており、金利に目をつけている投資家がまだあまり多くなかったころから、熱心に啓蒙を続けてきた。今や、初心者から脱却したい投資家にとっては、「金利を知る」「米国金利を見る」のはひとつの共通認識となりつつある。そうした、いわば時代を先取りしたテーマをじっくりと扱った本書は、改訂前の旧版よりこの改訂版のほうがさらに売れ行きを伸ばしており、著者の主張に世の中が追いついてきたと言えるだろう。

 金利を知ることで景気を予測できれば、投資も上手くいく。本書では、30年以上にわたって運用の世界に身を置き、日々、金融市場と奮闘してきた投資のプロフェッショナルである著者が、金利の見方をわかりやすく解説。金利は金融市場における「炭鉱のカナリア」。炭鉱労働者は、カナリアの「危険を察知すると鳴き止む」という習性を利用して、坑道に入る際に危険を回避するためにカナリアを持ち込み、一種の警報(アラーム)として使っていた。投資の世界にも「炭鉱のカナリア」は存在し、著者はそれが「金利」であると述べている。つまり「金利」は、まだ表面化していない景気の変調を教えてくれる存在であり、金利を見ていれば景気悪化の予兆に気づき、対応することができるということだ。

 たとえば、実は2020年の新型コロナウイルス流行の前から、金利は変調を見せており、何度も景気減速を示唆する警報を鳴らしていました。コロナ禍のような不測の事態であっても、「想定外なのだから気づかなくても仕方がない」とするのではなく、金利を見ていれば、多くの人は一定の対処はできたのではないかと著者は指摘する。投資における一級の重要指標である「金利」の見方を、本書にて学んでみてはいかがだろう。

関連記事