『呪術廻戦』2024年は何が起きる? 虎杖悠仁の覚醒に釘崎野薔薇の未来……今後の展開を予想
仲間たちの生死と宿儺や羂索の思惑
さらに2024年には、仲間たちの動向についても進展が期待できる。たとえば釘崎野薔薇は「渋谷事変」で真人に致命傷を負わされたが、今後ドラマチックな再登場を遂げるかもしれない。
野薔薇は呼吸や脈が止まっている状態ではあったが、傷を現状維持にとどめる新田新の術式によって処置を受け、「助かる可能性は0じゃない」と言われていた。そして作者の芥見も、フジテレビONEで放送された『漫道コバヤシ』に出演した際、「死にたてホヤホヤ」で維持されていることや、その後の処置次第で復活の可能性があることに言及していた。そのため最終決戦が終わる前に再登場を果たし、何らかの重要な役どころを演じるのではないかと想像できる。
また、同じく途中退場組でいえば、東堂葵の行方も気になるところだ。「渋谷事変」にて真人の攻撃を受けた東堂は、自身の術式「不義遊戯」(ブギウギ)について「もう死んでいる」と語っていた。その後一切出番がなくなったため、術式の消失をきっかけに戦場を離れることを決断したのかもしれない。
ただ、同じく戦闘能力を失った三輪霞は最終決戦に参戦している。あの東堂が術式を失ったくらいで世紀の戦いに興味を失うとは考えにくいが、今どこで何をしているのだろうか……。
東堂と同じように、「死滅回游」で乙骨に倒された烏鷺亨子も行方不明となっている。高専関係者ではないため、宿儺や羂索に関わらない場所に移動したとも考えられるが、少年マンガでは一度負けたキャラクターは味方になるもの。完結までに再登場する可能性は十分あるだろう。
他方で、作品が完結に向かうということは、その過程で敵キャラクターたちの秘密が明かされることにも期待できるはずだ。宿儺には出生の秘密があり、何らかの理由から「忌み子」として扱われたことが明かされている。双子の魂が同じ身体に宿っているという説もあるため、そのあたりのバックボーンが紐解かれていくのではないだろうか。
またもう1人のラスボスだった羂索は、乙骨との戦闘を終えた後、何者かが自分の意志を受け継ぐという不吉な未来を示唆していた。ただでは物語から退場せず、もう一波乱を巻き起こしていくのかもしれない。
気になるストーリーがいくつも同時進行している現在の『呪術廻戦』。激動の1年になることは間違いないので、今から心の準備をしておこう。
(参考:<a href="https://realsound.jp/book/2023/04/post-1316375.html/20210429-gojosatoru02">【写真】これは欲しい……リアルに再現された『呪術廻戦』五条悟のフィギュア</a>)
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会