【漫画】性格が正反対の女子2人が生け花をすると……“生きる”と”生ける”が重なる読切漫画が美しい

 漫画のテーマや設定から、これまで触れてこなかった文化を知り、教訓を得ることは多い。キャラクターに共感して受け取ることができるためか、実際に人から言われるより、スッと腑に落ちるという人も少なくないだろう。11月中旬にXに投稿されたオリジナル漫画『性格が正反対の女子2人が生け花をする話』(私たちはどう生けるか)は、生け花を通じて人生や“おしゃれ”の意味を考えさせてくれる、キラキラしていながらメッセージ性のある作品だ。

  「伝統文化演習」という科目の補習を受けている夏鈴。華道部に所属するサヤから生け花の指導を受けるが、なかなか合格をもらえない。そもそも体育教師を目指している夏鈴は、芸術的な感性を磨くことに興味がなく、「そーいうのは無駄! やりたい奴だけやってりゃいいの!」とサヤに対して怒りをぶつけてしまう始末。さすがに言い過ぎたと思った夏鈴が謝ろうとすると、サヤからは予想外の言葉が返ってきて――。

 学生時代から「漫画家になりたい」と思いつつも、大人になるまで漫画原稿を完成させたことがなく、「典型的な”ダメ漫画家志望者”だった」と振り返る作者の百八さん(@wednesday_108)。現在は商業誌でも活躍し、オリジナル作品の連載を持つことを目標に奮闘している百八さんに、本作誕生の秘話を聞いた。(望月悠木)

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(C)Hyakuhachi/SQUARE ENIX

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