中川翔子、人生のバイブル『こどものおもちゃ』にあらためて感動 「紗南ちゃんみたいに生きます!」
アニメ·漫画好きで知られる“しょこたん”こと中川翔子が11月21日、自身のX(旧Twitter)を更新。90年代に大ヒットを記録した少女漫画『こどものおもちゃ』(小花美穂)について「人生のバイブル」と語った。
「こどちゃ」の愛称で知られる本作について、中川は「未読の方はぜひ即全巻読んでください! 止まらなくなるよ」「紗南ちゃんみたいに、誰かに笑顔をとどけられる人になれるよう生きます!」と熱くポストしている。いったいどんな作品で、「紗南ちゃん」とはどんなキャラクターなのか。一世を風靡した作品とはいえ、特に若い世代には知らない人も少なくないだろう。
『こどものおもちゃ』は1994年から98年にかけて、少女漫画誌「りぼん」で連載された人気作。テレビ東京系で放送されたアニメ版も好評を博し、98年には第22回講談社漫画賞少女部門を受賞している。
主人公の倉田紗南は幼少期から劇団で子役として活躍し、バラエティ番組「こどものおもちゃ」に出演するタレント。有名作家の母·実紗子とともに豪邸で暮らしており、誰もが羨む順風満帆な人生を歩んでいるように見えるが、「少女漫画」という一般的なイメージからはかけ離れた、多くの問題に直面することになる。クラスや家庭の崩壊、少年犯罪に教師いじめ、メディアのあり方に至るまで、連載終了から四半世紀が過ぎても出口が見えない社会問題だ。
中川が心酔する紗南は一見、恵まれた環境にあり、見過ごしてしまえば楽に生きられる問題も多いなかで、底抜けの正義感と明るさでぶつかっていく姿が描かれる。クラスの問題児·羽山秋人の家庭問題に飛び込み、心に抱えた深い傷を癒していくエピソードは、大人になって読み返しても、中川のように「紗南ちゃんみたいに」生きなければと思わされるところだ。
中川のポストには、「今でも紙で持っていて、セリフを覚えるほど何度も読み返しては毎回泣いていました」「情恋愛いじめ病気…深すぎて大人になってから読むとまた違った気持ちになりました」「重たい話多めなのに主人公から元気もらえます」など共感の声が寄せられている。未読の方はぜひ、しょこたんが「人生のバイブル」とまで言い切る本作をチェックしてみよう。