デュラン・デュランやボーイ・ジョージなど、1980年代の洋楽ロック&ポップスを大特集『昭和45年女』7月号

 アラフィフ女子の“ワタシルーツ”が詰まったノスタルジックカルチャーマガジン『昭和45年女』2023年7月号 vol.12「私たちの洋楽ROCK SHOW」が、2023年5月31日に株式会社ヘリテージより発売された。

 今号は昭和45年女が好奇心豊かに過ごしたティーンエイジャー時代、1980年代に心躍らせた洋楽ロック&ポップスを大特集。キラキラの洋楽スターがたくさん登場する。第二特集は昨今の昭和ブームとはまったく違った視点から昭和を視る「ホントの昭和」となっている。

 『MUSIC LIFE』の発行元、シンコー・ミュージック秘蔵の撮り下ろし写真などで構成したスペシャルグラビアでスタートする“昭和45年女的洋楽特集”。デュラン・デュラン、ボーイ・ジョージ、デヴィッド・シルヴィアンなどが登場する。また80年代の洋楽ブームの裏側にいた方々に当時のエピソードを取材。『MUSIC LIFE』元編集長の東郷かおる子、『全米トップ40』から矢口清治、DJ・今泉圭姫子、『ファンキートマト』からシャーリー富岡&中村真理、『8ビートギャグ』のシマあつこらが登場する。

 ほかにも大貫憲章、ちわきまゆみ、本田恭章、畠山美由紀といった洋楽との関係が深い方々が熱い思いを語る。当時の洋楽ブームを編集部が検証する読み物ページも充実。1985年のライヴエイド、傑作MV選、洋楽ファンの生態、ロックの聖地端方などが収録されている。

■内容紹介(一部)

 昭和45年女が多感な10代を過ごした80年代洋楽シーンのヒストリーを完全検証。私たちの黄金の10年間をデータやエピソードを駆使して解説する。そして音楽、特に洋楽好きの間で「あの番組で洋楽の魅力を知った」と語り継がれている、テレビ神奈川で放送されていた『ファンキートマト』。番組進行を担当していた中村真理とシャーリー富岡に“あの頃”の秘話を直撃する。

 1937年の創刊から98年まで、半世紀以上にわたり日本の洋楽ファンの情報源として重要な役割を果たしてきた音楽雑誌『ミュージック・ライフ』。数々のスターを生み出してきた80年代に編集長を務めた東郷かおる子が、ちょっとステキな“ミーハー論”を語る。

 1980年代前半は私たち昭和45年女は10代前半で、あらゆる“輝くもの”にアンテナを張りめぐらせていた時代。なかでも、イギリスからやってきたビューティフルな5人組、デュラン・デュランは私たち世代の人気者に。そんな彼らを追いかけ、何度も海外へと飛んだ今泉圭姫子が“デュラン・デュラン伝説”を語る。

 私たちが80年代洋楽を語るうえで必ず話題に挙がるのが、ロックスターたちがコミカルに動き回るギャグマンガ。洋楽ブームの一端を担ったと言っても過言ではないマンガを描いたシマあつこの、ミュージシャンたちへの愛とリスペクトを探る。

 近年、昭和リバイバルが叫ばれて久しいが、その対象は80年代が主で、戦後間もない昭和30年代や40年代が注目されることは少ない。昭和が遠くなり、昭和の真実が忘れられようとするなかで、“昭和レトロ”ではない、ホントの昭和を検証する。

 演出家・久世光彦さんが残した言葉と音楽を朗読と歌で伝えている小泉今日子と浜田真理子の対談を収録。

 流暢な筆致と独特な美意識から、“昭和の絵師”と呼ばれた漫画家、上村一夫。哀愁漂う女性を描くことに定評があった上村一夫の世界観を、女優・芋生 悠が香り豊かに再現。妖しく、儚さを秘めた美を、アーカイヴ作品と共に辿った。

 映画コメンテーター、タレントなどマルチに活躍中の昭和45年女・LiLiCoがゲストをお迎えするトークセッション連載。今号のゲストはスウェーデン育ちのLiLiCoが歌手を目指して日本に降り立った時、すでに大ヒット曲をもつ歌手として活躍していた渡辺美里。そんな二人がカバーデュエットアルバムでコラボ。人とのつながりやめぐり合わせといった人生の不思議、ステキな“縁”を感じさせてくれる“似た者同士”の二人の対談を収録。

 没後10年を迎えた伝説のイラストレーター・森本美由紀。墨と筆というシンプルな素材で、こんなにも上品かつ色っぽいファッションイラストレーションを生み出した彼女の魅力に迫る。

■『昭和45年女・1970年女』
『昭和40年男』『昭和50年男』に続く、“昭和カルチャーシリーズ”女性版として、2021年5月に創刊。マンガ、キャラクター、アニメ、音楽、食べ物などなど、ターゲット層の昭和45年女たちに自分のルーツを再発見してほしいとの思いで制作しているノスタルジックカルチャー雑誌。2023年5月31日発行の12号より不定期発行に。WEBメディア『Dig-it』での発信と合わせ、昭和45年女たちに刺さるコンテンツを鋭意企画中。

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