『機動戦士ガンダム 水星の魔女』スレッタ敗北の“衝撃と必然”……このままもう1週間ヤキモキしろと?

 一方のグエルは機体と自分の長所と短所を把握し、まずは近距離まで間合いを詰めることを重視。ガンビットには手を焼きながらも持てる武装をフルに活用し、ワイヤーによって伸縮する脚部の機能を使って距離を詰め、満身創痍となりながらも最終的にはエアリアルを仕留めた。もちろんプロスペラとミオリネが裏から手を回したという事情もあるのだが、ひょっとしたらグエル単独でも勝てていたのでは……という気もする激闘ぶりであった。

 という感じで、戦闘シーンの細かい挙動にまでキャラクターの精神状態が反映されるあたりの芸の細かさが、『水星の魔女』の持ち味だろう。最終的にスレッタがめちゃくちゃかわいそうなことになってしまったが、敗北は必然だったのかもしれない。しかしほんと、このあとどうなるんだ……と思ったら、今週は特番だっていうじゃないですか! このラストのまま、もう1週間ヤキモキしろと……? 全く酷な話だが、ひとまず大人しく続きを待つしかない。いやほんと、どうするんだろうか、この後……。

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