『ドラえもん』のび太、実は天才説の根拠「最強の軍人になれる」「底知れないビジネス脳」
『ドラえもん』に登場するのび太といえば、一般的には勉強とスポーツが苦手な落ちこぼれ小学生というイメージだ。しかしネット上では、「のび太って実は天才なのでは?」という声も上がるほど様々な才能を随所で発揮している。今回はそんなのび太の天才ぶりについて注目してみたい。
軍人の適正あり? のび太の三大特技
のび太の才能の1つとして外せないのが射撃。特に映画などではその才能がいかんなく発揮され、正確な射撃術で多くの敵を倒してきた。ちなみにのび太の射撃速度は0.1秒と言われている。これはどれぐらい凄いかというと、『ルパン三世』の次元大介や『シティーハンター』の冴羽獠、『ゴルゴ13』のデューク東郷にも勝るとされており、のび太はアニメ界最高クラスのガンマンと言っても過言ではない。
また、のび太はあやとりの名人でもある。「あやとり世界の王様に」という放送回ではもしもボックスを使い「みんながあやとりに夢中な世界」を作りだす。そこで様々な技を披露し、周囲から「天才だ!」と持て囃されプロへのスカウトが来るほどだった。実生活であまり役に立たなそうなあやとりだが、これほどの手先の器用さがあるということはやはりとてつもない才能と言わざるを得ない。
さらにのび太はいつでもどこでもすぐに寝られる昼寝の名人だ。こちらも一見あまり役に立たない特技のようにも思えるが、不眠症が現代病と呼ばれる世の中においては得がたい能力と言えるかもしれない。
射撃・あやとり・昼寝の三大特技を持つのび太に対して、ネット上では「完全に軍人向き」という声も上がっている。確かにあやとりは軍人のロープワークと通じるところがありそうだし、いつ任務に就くかわからない状況下では寝たい時に寝られる特技も貴重である。そして、なんと言っても最強の射撃能力。客観的に見てもかなり優秀な軍人となりそうで、のび太の底知れない能力に驚きを感じずにはいられない。
実は優秀なビジネスマン
のび太は勉強ができないものの、「人間貯金箱」という放送回では難しいパズルを解いたりなど頭の回転が速いところを随所に見せてきた。また、ドラえもんの秘密道具を使って商売をするなどビジネス脳も持ち合わせている。
実際にドラえもんが来ない世界線で、のび太は大人になって起業している。起業した理由は単純に就職できなかったからだが、そこから起業するというメンタルと行動力がまず凄い。なお一般的にベンチャー企業の創業からの生存率は5年後に15%と言われているが、のび太はその会社を7年ほど経営している。しかも倒産の理由は経営不振ではなく火事によるものだったと考えると、のび太は経営者としてもある程度優秀だったと考えられる。ネット上でも「俺らより全然有能じゃん」「のび太ってバイタリティが凄いよな」などの声が上がっていた。
基本的にはポンコツなのび太。だが時折見せる活躍の意外性と、なんだかよくわからない将来性が多くの人を惹き付け『ドラえもん』というお話を魅力的なものにしている。これからものび太が見せるポテンシャルに注目していきたい。