『ドラゴンボール』カプセルコーポレーション 現実にもあって欲しい、 画期的な発明品

 鳥山明の漫画『ドラゴンボール』には数々の発明品が登場する。鳥山明は『Dr.スランプ』でも魅惑の発明品を描いているが、『ドラゴンボール』の世界でも健在だ。

 子どもの頃に漫画を読んだ世代には、「こんな商品が現実にもあったらいいのに!」と夢を抱いた発明品がたくさんあるのではないだろうか。

 ブルマが所属する「カプセルコーポレーション」の最強の商品が、ホイポイカプセルである。これは本当に実用化して欲しいし、いつか現実になって欲しい発明品だ。家から乗り物、さらには18禁な本まで、あらゆる品物をコンパクトなカプセルに収納できる。ワンタッチでカプセルにできるし、品物を取り出すには投げるだけ。実に簡単で、便利極まりない。自宅に物が溢れて困っている現代人に嬉しいアイテムだ。

 カプセルの技術は特許をとっているようだが、敵キャラたちも使用する場面がみられる。『ドラゴンボール』の世界では正義から悪まで幅広く使用されている、まさに究極の発明のひとつだ。ブルマとカプセルコーポレーションがもつ資産はいったいどれぐらいのものになるのだろう? 現代で言えば、アップルかグーグルか…いや、それ以上の大企業である可能性は高い。

 カプセルコーポレーションの高い技術力はカプセルだけではない。ブルマが制作したドラゴンレーダーは、孫悟空とブルマが出会うきっかけにもなった重要なアイテムだ。その技術は高く、レッドリボン軍が所有するレーダーよりも精度が高い上に(ブルマの制作したドラゴンレーダーは位置を拡大することもできる)、『Dr.スランプ』のセンベエさんも驚愕するほどの代物であった。

 さらに、ブルマ(と、その父のブリーフ博士)はナメック星に行くための宇宙船まで作っているうえに、未来ではなんとタイムマシンを生み出している。戦いでダメージを受けた人造人間16号の修理も行っている。ありとあらゆるメカを発明、生産、修復する技術が備わっている。

 カプセルコーポレーションの高い技術力の背景はどこにあるのか。まず、潤沢な資金力のおかげだろう。カプセルで得た利益を投じ、メカなどのあらゆる品物の開発を行っていると考えられる。

 そして、何よりブルマとブリーフ博士が天才すぎるのだ。天才的な頭脳。これこそがカプセルコーポレーションの最大の力といえるのではないだろうか。漫画やアニメに登場する発明家といえば、『鉄腕アトム』のお茶の水博士や『アンパンマン』のジャムおじさんなどがいるが、ブルマとブリーフ博士は屈指の天才親子であることは間違いないだろう。

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