【連載】『ガンダムZZ』は“見なくていい”作品なのか?

『ガンダムZZ』ギャグテイストの濃い前半を象徴する第五話 “ガハハおやじ”なゲモン・バジャックのリアリティ

 また、そんなジャンク屋と組むことを選んでしまうマシュマーもマシュマーである。ちょっと考えればハマーンの命令とはずれている行動だということもわかりそうなものだが、なにぶんマシュマーは経験が浅くのぼせやすい。「ゲモンと組んでしまう」という行動は、そんな未熟さの表現としても機能している。

 ストーリー的には、ジュドーがアーガマのクルーとして迎えられる日も近そうな流れ。さすがに何度も「ジュドーがZガンダムを盗もうとする→なんやかんやあって敵と戦い、Zガンダムを返す」という展開を見せられて飽きてきただけに、今後はストーリー上での変化がありそうなのが楽しみだ。

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