愛猫を描いた水彩画、猫好きのプロ講師の添削でどれだけ変化? “おじいちゃん先生”の動画が癒される

 近年では写真をイラスト/絵画風に加工するアプリを利用する人も増えている。例えば家族、例えばペットなど、愛しいものを“作品”として保存することで、また違う角度から思い出作りをすることができる。

 しかし、そんな愛すべきものを自らが描くことで上手に絵に出来たら、どれだけ素晴らしいことかーー。そんな好奇心を掻き立てられるような動画が、水彩画家&絵画講師の柴崎春通氏が運営するチャンネル「Watercolor by Shibasaki」で公開された。

 柴崎氏は、1970年に和光大学芸術学科を卒業し、2001年には文化庁派遣在外研究員としてアメリカに留学。「The Art Students League of New York」等で水彩の研究を行っていたキャリアを持つ。そんな“おじいちゃん先生”こと柴崎氏は視聴者から寄せられた絵画を添削し、その映像をYouTubeで公開している。チャンネル登録者数は100万人を突破している。

 2月26日に公開された「【絵画の添削16】パッと見上手な猫の絵もプロの画家がお直しすると…? ! 柴崎 水彩画」と題した動画では、59歳の視聴者の方から寄せられた「うちの猫」という水彩&色鉛筆で描かれた絵を添削。ペットの猫が、非常に凛々しく描かれている。

【絵画の添削16】パッと見上手な猫の絵もプロの画家がお直しすると…? ! 柴崎 水彩画

 このイラストを受け柴崎氏は「凄いね。よく描けている。猫に存在感がありますね」「かわいいね。とっても表情も豊かだし、向かって右に表情を向けているけれど、体は左という。この構図はなかなか難しいし、だから動きが感じられるんだよね。素敵です」と絶賛した。

 その上で始まった柴崎氏の添削。元のイラストが非常に完成度の高いものなので「そんなに直すところはない」と柴崎氏は笑っていたが、克明に描きすぎないことで、フワッとした優しいタッチに仕上げた。ペットと過ごす穏やかな時間を想像させてくれるような作品だ。柴崎氏も「送ってくれた絵の方が力強かったですね」とコメントしていたが、確かに元のイラストと好みはわかれそう。そういう意味で柴崎氏は、新たな描き方を提示してくれたのだろう。

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