『東京リベンジャーズ』なぜ18歳成人PRに起用された? 物語のテーマから考察

 しかも、Web動画の内容も面白い。キャラクターの声優たちが新しい台詞を収録してメッセージを発信しているのだが、いずれも全力で演じられている。有名なシーン、人気のシーンのパロディという形で台詞を変えており、例えばマイキーの「日和ってるやついる? いねぇよな!」という台詞や、あっくんが飛び降りてしまうシーンなどが採用。シリアスな場面にも原作と全く違った台詞が当てられていることからクスッとしてしまうものもある。もともと印象深いシーンで印象深い台詞が当てはめられていることから、見た後に記憶に残りやすくなっているのだ。

 こうして法律にまつわる取っ付きにくく、難解と思われがちなトピックを、若者にとって馴染みの深いコンテンツを通して発信すること、周知・興味喚起した同キャンペーンは、『東京リベンジャーズ』の人気が確固たるものであるからこそだろう。時期は未発表だがアニメ2期の放送も決定した同作が、さらに人気を博していくことは間違いなさそうだ。

関連記事