一見上手な風景画、水彩画講師の技術でどう変化? “おじいちゃん先生”の添削動画がおもしろい

 さまざまなポイントを指摘しながら出来上がった柴崎氏の作品は、確かに色味的にも目を引く臨場感のあるものに仕上がっていた。しかし柴崎氏は「あまりにも元がお上手な作品だったので、柴崎もなかなか太刀打ちができませんでした(笑)」とチャーミングに語る。

 ハッシュタグには「#おじいちゃん先生」の文字。柴崎氏は1970年和光大学芸術学科を卒業、2001年には文化庁派遣在外研究員としてアメリカに留学し「The Art Students League of New York」等で水彩の研究を行っていたキャリアを持つ。そんな経歴を持つアーティストの話し口調は穏やかで、優しい。笑顔もすごくキュートだ。そんな魅力的な“講師”が展開するYouTubeだからこそ、ここまでの人気チャンネルへと成長したのだろう。

 絵が上手くなりたいと願う人、プロによるビフォー・アフターを楽しみたい人は、ぜひ柴崎氏のチャンネルをチェックしてみよう。もしかしたら2022年、新しい趣味ができるきっかけになるかもしれない。

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