『名探偵コナン』青山剛昌はカーマニア? キャラクターたちの愛車がこだわり満点だった

 『名探偵コナン』の作者である青山剛昌はかなりの車好きとして知られている。その趣味は作品にも如実に影響を及ぼしており、劇中には実在する様々な自動車、それも名車ばかりが愛のある丁寧な筆致で描かれている。今回はそんな『コナン』に登場する自動車たちをプレイバックしてみたいと思う。

フォルクスワーゲン・タイプ1

 阿笠博士の愛車であり、「ビートル」という愛称でコナン達からは呼ばれている1台。『名探偵コナン』で最も登場する自動車のひとつではないだろうか。その愛称の理由である愛らしい丸っこいフォルムが印象的だが、パンクや故障といった憂い目にも幾度となく遭遇しており、そのトラブルがキッカケにコナン達が事件に巻き込まれることも多々。そのフォルムもトラブルも含め、阿笠博士のキャラクターにもピッタリな車両だと感じる。半世紀以上生産が続けられた唯一無二の乗用車として自動車業界でも他にない名車として未だに記憶にも記録にも残る1台だが、2003年には生産が終了しており、今となっては故障が頻発するのも仕方ないのかもしれない。

ポルシェ356A

 黒の組織のメンバー・ジンの愛車であるポルシェ356A。ボディカラーはもちろん黒。1955年から59年まで生産された正真正銘のクラシックカーだ。ポルシェがドイツの車メーカーということもあってか、ジンは「ドイツの雨カエル」と評している。初登場は24巻の「黒の組織との再会」。下校途中のコナンと灰原がジンの車を見つけて追跡するが……というエピソードだが、追跡にあたってコナンが発信機と盗聴器を仕掛けるために、変形させた針金ハンガーを窓の隙間から差し込んで鍵を開け車に乗り込むという大胆な技を披露している。もちろんこれは旧車のポルシェ 356Aだからこそ成せる技であるし、ポルシェやポルシェ以外のクラシックカーに対しても絶対に真似してはいけないが、こういう細かな知識に青山剛昌の自動車愛も感じてしまう。

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