『サザエさん』波平は“奇行の目立つ”お父さんだった? 自由奔放すぎる振る舞い4選

 1969年から現在に至るまでフジテレビ系列で放送されているアニメ『サザエさん』。その原作は、1946年から1974年まで雑誌や朝日新聞に掲載された漫画だ。

 『サザエさん』の特徴の1つに原作とアニメのテイストが大きく異なっていることが挙げられる。例えばアニメでは「日本のお父さん」と称される磯野波平も、原作では自由奔放な振る舞いを見せているのだ。

 今回はそんな波平のアニメでは考えられないような行動について見ていきたい。

クイズの疑問を解決するために

 駅に切符を買いに来た波平。当時は自動券売機がなく、窓口に座った駅員が対応する方式。波平は駅員に「ホームでシュウマイを売っている駅はどこか」と質問する。

 駅員が「横浜ですか?」と答えると、波平は「それそれ横浜だ」と納得する。そして新聞のクイズを見ながら、切符を買わずに帰っていく。駅員は「切符を買うんじゃないんですか」と憤りの声をあげた。(33巻)

 自身の疑問を解決するために、わざわざ駅に行き質問をして帰る。子ども心が前面に出た行動だった。

野球の試合で……

 カツオと敵味方に分かれて野球の試合に出場した波平。ベースの上でヘッドスライディングし、「セーフ」と叫ぶ。同時にカツオもボールを取り、ベースを踏んで「アウト」と主張する。

 すると波平は「セーフと言ったらセーフだ」と怒り、カツオも「絶対アウトだ」と譲らない。ベース上で喧嘩となると、チームメイトも集まってくる。波平は「ちっとは大目に。お父さんはお前をそれまでにするのにどんな苦労を…」と怒り出す。ここで妻のフネがかけつけ、「ばかばかしい」と言いながら頬を赤らめて腕を引っ張り、家に連れて帰った。(50巻)

 アニメでは厳格であまりスポーツをしているイメージのない波平だが、原作では野球に参加し、実の息子が相手であっても勝負にこだわる姿勢を見せている。意地っ張りな一面を持っているともいえるだろう。

カツオの勉強を見ていたのに……

 カツオの勉強を見ていた波平。カツオの友達が釣りに誘いに来ると、「いま勉強をやっているから、またこんどさそってください」と断った。

 その後が波平の友達が「おとうさんは?」と遊びに誘いに来ると、ワカメが「いま勉強をやっているから、またこんどさそってください」と同じ文言で断りを入れる。

 ところが波平は断られて去ろうとする友達に対し、道具を揃えて「おーい、いくよー」と帽子を飛ばして追いかけた。(10巻)

 カツオにとっては少々不満かもしれないが、子ども心を見せた波平。原作では実に人間味に溢れた生き方をしていた。

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