あのプレイ、自分でもできる? 『テニスの王子様』で試してみたくなる技4選

 大人気テニス漫画『テニスの王子様』。1999年から「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートし、「ジャンプスクエア」に舞台を移した現在も大好評連載中である。『テニスの王子様』の魅力と言えば、個性的なキャラクターが現実離れした技で戦う、圧倒的な迫力が挙げられる。分身したり瞬間移動したり、時には五感を奪ったりと、壮大なスケールの技が飛び交う試合描写は圧巻の一言だ。

 現実と乖離した世界観ではあるが、中には比較的再現できそうな、ファンに希望を与えてくれる技も少なくない。今回はテニス歴2回の筆者が、無謀にも「これ、俺でもできるかも?」と思ってしまった技を紹介する。

スネイク

 主人公·越前リョーマが“実質”一番最初に試合した青春学園2年・海堂薫が使用した技。「テニスの王子様」がまだテニスをしていた時に出てきた技の1つ。スネイクは別名“バギーホイップショット”という現実世界のテニスでも使用される技であり、再現性は比較的高いと思われる。

 海堂はスタミナに優れている選手で、“スネイクで相手選手を左右に振ってスタミナを奪って追い詰める”というテニスっぽい戦法を取っていた。ただ、越前戦では、スネイクを打つ際、膝に負担がかかることを見抜かれ、スネイクを打たされ続けた海堂は体力を奪われ敗れるのだった……。

ブレ球

 都大会準々決勝で青春学園と対戦する聖ルドルフ学院の部長·赤沢吉朗が使う技。金田一郎と組み、大石秀一郎と菊丸英二のダブルス、所謂“ゴールデンペア”と対戦した際に使用された。ラケットのスイートスポット(中心部分)をあえて外し、ボールが何個にも見えるように微妙にブレさせる技であり、恐らく一番再現性があるのではないか。というよりは、筆者のような初心者はスイートスポットにボールを当てられず、意図せずにブレ球を打てそうである。

 当然、赤沢は全国区の実力者で、ブレ球は狙って出している。動体視力が優れている菊丸のストロングポイントを逆手に取り、ボールをブレさせることで菊丸の動体視力を常時働かせてスタミナを奪い、途中金田となんやかんや喧嘩をするも、最終的にはダブルス最強のゴールデンペアから勝利を収めた。

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