松岡圭祐『小説家になって億を稼ごう』が大増刷 「年収億超え作家」禁断のハウツー本

 『催眠』『ミッキーマウスの憂鬱』など数々のミリオンセラーを飛ばしている小説家の松岡圭祐の新書『小説家になって億を稼ごう』(3月17日発売)が、Amazonランキングのノンフィクション部門で1位を獲得。22日には異例のスピードで大増刷が決定した。

 松岡圭祐は「万能鑑定士Q」「高校事変」「千里眼」といった人気シリーズで知られる小説家。出版界の酸いも甘いも知り尽くした作家が「『小説家は儲からない』という風説ばかりが広まると、せっかくの才能ある人々が小説家になるのを断念してしまいます」という理由で執筆したのが同書。

 松岡の知名度に加え、センセーショナルな書名から、刊行前から業界関係者の間で話題になっていた同書だが、発売を機に一挙に火がついた形だ。

 同書内で松岡は「現実に小説家の富豪は大勢います」と断言、「億を稼いだ作家たちが実践してきた、一般的に知られていない手段を解説」「知られざる業界の真実についても明らかにしていきます」と宣言しており、「売れる」小説の執筆方法からデビュー作の売り込み方、印税の相場に担当編集者との接し方、メディアミックスへの対応法に文学賞候補になったときの心構えまで赤裸々に明かしている。

 実際、Twitter上では現役の作家から「一般文芸とラノベ双方で、ここまで実戦的な本は初めて見た」「凄まじすぎるぞ……!」「商業作家として生計を立てていく気概がある方には絶対に読んでほしい」などという声が上がっており、同書のインパクトが大きかったことがうかがえる。

■著者紹介プロフィール
松岡圭祐(まつおか・けいすけ)
1968(昭和43)年生まれ。1997(平成9)年に小説家デビュー。「万能鑑定士Q」「探偵の探偵」「千里眼」「高校事変」「水鏡推理」などの人気シリーズ、『催眠』『ミッキーマウスの憂鬱』『蒼い瞳とニュアージュ』などミリオンセラーや映像化作品を多数執筆。

■書籍情報
『小説家になって億を稼ごう』
著者:松岡圭祐
出版社:新潮社
発売日:3月17日
定価:880円(税込み)
URL:https://www.shinchosha.co.jp/book/610899/

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