続くグラビアでは、少し古びた家の中で、キャミソール姿や水着姿を披露している。目線が合ったり合わなかったり。自由に振舞う彼女を目で追いつつ、じっくり丁寧にコミュニケーションを取っていく。可愛いところや美しいところ。彼女の不思議な魅力が、少しずつ紐解けていくようだ。

　この世界には、自分と坂田莉咲の二人しかいないのではないかと思うほどに、一枚一枚のカットで坂田莉咲の存在感に吸い込まれていく。決して華やかな家ではないけれど、二人で過ごす時間が、どんな高級インテリアよりもこの家を照らしてくれる。少しずつ表情がほぐれ、微笑みが見え、距離が縮まっていく。果たして結末は、どうなるのだろうか？　6Pのグラビアを見終えた後、そんな余韻が残った。

■とり
日々グラビアに勇気と希望をもらって生きており、 グラビアを熱くドラマチックに語るのが趣味。 読んだ後に心が豊かになるような文章を心がけています。 好物はカレーとサーモンです。Twitter、note。

■書籍情報
『週刊ヤングジャンプ』第51号
価格：380円（税込）
出版社：集英社
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