『鬼滅の刃』の次は『呪術廻戦』がブレイク? バトル漫画としてのポテンシャルを考察

単行本では丁寧な解説も

 『呪術廻戦』は本誌で追う楽しみももちろんあるが、単行本にも注目したいところだ。

 本作にかぎらず、『週刊少年ジャンプ』掲載漫画を本誌で追う醍醐味は、リアルタイムでの盛り上がりを実感できるところだ。本作特有のダークな展開、サスペンスフルなバトル、それを生み出すスピード感やスペクタクルなども、リアルタイムの楽しみに拍車をかけるのはまちがいない。

 しかし、本作であつかう能力の「呪力」「術力」「術式」「領域展開」などの仕組みや、その他さまざまな用語を、1回読んだだけで理解するのは難しい。単行本では作者による懇切丁寧な解説があるので、そういったルールに関してはそちらを参照すると良いだろう。

 まとめて振り返りながら読むと、リアルタイムでの楽しみ方も倍増するはずだ。

TVアニメ化でブレイク確実か

 本作はTVアニメ化も決定している。放送日は未定で、TOHO animationチャンネルのティザーではまだ動画が公開されていないが、上述の魅力を考えれば期待したいところだ。

 昨今は『鬼滅の刃』に限らず、アニメ化したことでブレイクする作品は少なくない。『呪術廻戦』の作風はアニメでもきっと映えるはずなので、今からチェックしておいて損はないだろう。

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