East Of Eden、ついに叶えた夢、そして手に入れた次なる野望への切符! 初アニメ主題歌「Ghost Sequence」に懸ける未来

East Of Edenがシングル『Ghost Sequence』をリリースした。表題曲「Ghost Sequence」は、TVアニメ『とある暗部の少女共棲』(TOKYO MXほか)のオープニング主題歌で、これがバンドにとって念願の初アニメタイアップ曲でもある。East Of Eden印とも言うべきアグレッシブかつ重厚なサウンド。その上で、どのようにして長い歴史を持つ『とある』シリーズに寄り添ったのか。メンバー5人で語り合ってもらった。初の挑戦を経て、さらなる目標を見る言葉たちには、きたる2027年、そしてその先まで期待を募らせてくれる力を持っていた。(編集部)
やっと夢を叶えることができました(湊)
――ニューシングルの表題曲「Ghost Sequence」は、TVアニメ『とある暗部の少女共棲』オープニング主題歌。バンドにとって初のアニメタイアップになります。
Ayasa(Vn):より多くの方に知っていただける貴重な機会をいただけて光栄です。タイアップの場合、作品に寄せた楽曲作りができるので、普段の楽曲制作とは違ったアプローチで取り組むことができて、やりがいを感じますし、メンバーもみんなアニメ好きなのですごく嬉しかったと思います。
湊あかね(Vo/以下、湊):East Of Edenは結成して3年になるのですが、当初からアニメのタイアップをやりたいとずっと話していたんですよね。私自身、ひとりの時間にアニメを観ることが多くて、前世のグループ(predia)でもずっとアニメの曲をやりたいと思っていたんですけど、なかなかご縁がなくて。自分のYouTubeチャンネルでアニメの曲のカバーをやっていたりもしてきて、やっと夢を叶えることができました。
MIZUKI(Dr):私は、ドラムのお仕事を始めたのが、アニソンシンガーの川田まみさんのバックバンドがきっかけだったんです。その後も、声優の田所あずさちゃんやアニメ/ゲーム作品の箱バンの仕事をたくさんやってきて。2012年の『アニサマ』(『Animelo Summer Live』)に川田まみさんのバックバンドで出させていただいた時、すごく嬉しかったんですけど、それにプラスで「自分のバンドでこのステージに立ちたい!」と思ったんですよね。今回アニメタイアップを担当できたことで、もしかしたらその夢が叶えられるかもしれないと思って、めちゃめちゃ熱いです!
MINA(Ba):私もアニメがすごく好きで。小学生の頃に少年ジャンプ系の作品を観るようになってから、アニメという文化が大好きになったんです。教室の端っこのほうでアニメ好きの友達と一緒に話したり、夢小説を読んだりして(笑)。こうして自分のバンドでアニソンを担当させていただけるのは光栄ですし、この機会にたくさん知ってもらえたらいいなと思います。
Yuki(Gt):子どもができてからはアニメを観る時間がなかなかないんですけど、それまではアニメやマンガが好きでよく観ていたました。『ドラゴンボール』(フジテレビ系)の楽曲をカバーして個人のYouTubeにアップしたり、知り合いのバンドがアニメタイアップを担当すると「いいなあ……!」と思っていたので、いつかアニメの曲をやりたいと昔から思っていました。ついにその夢が叶ってすごく嬉しかったです。
――Ayasaさんも以前からアニメ音楽の界隈で活躍されていますよね。アニメソングをご自身のバンドで担当できることへの思いも強かったのでは?
Ayasa:今までいろんなアニメやゲームのイベントに演奏で出演させていただくことはあったのですが、私はインストのアーティストということもあって、基本は劇伴の楽曲をメドレーで演奏させていただくことが多くて。それはそれでやり甲斐があって、いつも楽しく演奏させていただいています。でも、そういう場で主題歌アーティストの方々とご一緒する時に、主題歌を背負って、オープニングやエンディングのアニメーションが後ろのスクリーンに流れているなかで歌われているのを見ると、すごく説得力を感じるんですよね。いつもファンの方と一緒に感動しながら楽しんでいた身だったので、私たちももし『とある』シリーズのイベントに出演させていただくことがあれば、主題歌アーティストとしてステージに立てるのは特別なことだと感じているので、すごく嬉しいです!

――今回、皆さんが主題歌を担当している『とある暗部の少女共棲』は、『とある魔術の禁書目録』や『とある科学の超電磁砲』に連なる人気作『とある』シリーズのスピンオフ作品。『とある』シリーズに対しては、どんな印象をお持ちでしたか?
湊:今回のタイアップのお話をいただいて、「いよいよ観るべき時がやってきた!」と思って観始めたら、面白くて一気に全部観てしまいました(笑)。個人的に『禁書目録』を観ていた時は細かい設定まで掴み切れなかったんですけど、『超電磁砲』でだんだん設定や人間関係を理解できて。特に御坂美琴(『超電磁砲』の主人公)のクローン(妹達/シスターズ)は、一方通行(アクセラレータ)が最強になるための実験体として作られていたこと、それを阻止するために美琴が戦うところに感情移入して感動しました。
MINA:その後にちっちゃい美琴(打ち止め/ラストオーダー)が出てきて、一方通行が保護して育てる感じもいいんですよね(笑)。
湊・MINA:ねー(笑)!
Yuki:私はまだ『とある』シリーズを観られていないんですけど、ファンの方がラジオ番組宛てに、どの作品から順番に観ていけばわかりやすいか、時系列順にまとめた資料を送ってくださったんです。私たちがタイアップを担当させていただく『少女共棲』は、『超電磁砲』の敵役で登場した暗部の組織・アイテムのスピンオフ作品という背景は把握しているので、アニメが始まるまでには何とか制覇したいなと思っています(取材実施は9月)。ファンの方の資料のおかげで、これから観るのが楽しみになりました(笑)。
Ayasa:私は、fripSideさんの「only my railgun」(『とある科学の超電磁砲』前期オープニングテーマ)と「final phase」(『とある科学の超電磁砲T』前期オープニングテーマ)を以前カバーしたことがあって。当時、YouTubeでアニソンのカバーに力を入れていて、いろんなキャラクターのコスプレをしながら演奏していたのですが、ファンの方から「美琴ちゃんがバイオリンを弾ける子なので『超電磁砲』の曲をやってほしい」という声をいただいたんです。特に「only my railgun」は、アニソンのなかでも特別人気な楽曲で、楽曲自体が持つパワーみたいなものが『超電磁砲』とシンクロしていたからこそ、作品ファンの皆さんの心を掴んだんだと思っていて。そんな「only my railgun」を弾いてきた自分がいるので、今回『とある』シリーズのなかで『超電磁砲』のスピンオフにあたる今作を担当できたのは、個人的にすごく嬉しいです。
――MIZUKIさんは川田まみさんのバンドにいらっしゃったわけですが、川田さんといえば『とある魔術の禁書目録』第1期の前期オープニングテーマ「PSI-missing」や後期オープニングテーマ「masterpiece」、さらに第2期オープニングテーマ「No buts!」などを担当されていましたよね。
MIZUKI:なので、ライブでずっと演奏していました。『とある』の楽曲はデジタル感が多いイメージで、まみさんも打ち込み系の音楽をずっとやられていたので、そういうサウンドが合うんだろうなという印象があって。今回の私たちの新曲にも、デジタル感が入っています。
――そんな皆さんの新曲「Ghost Sequence」は、Elements Gardenの藤永龍太郎さんが作詞作曲、編曲を担当されています。
Ayasa:ここ最近、藤永さんに楽曲を書いていただくことが多くて。前回のアルバム(『The First Eden - Seeds Of Hope』)の「Red Line」や「The weight of choice」(2026年1月リリース)を書いていただいていた時期に、『少女共棲』のタイアップのお話をいただいたんです。エレガ(Elements Garden)といえば、ストリングスを駆使したアニメソングの金字塔を打ち立てた方たちで、“エレガ×アニソン×East Of Eden”というのは私のなかでも大きな夢のひとつでしたし、エレガの皆さんがいろんなタイプの楽曲を作られてきたのをもうひとつのバンド(Morfonica)でも間近で見てきて、絶対にいい曲を作ってくださる確信があったのでお願いしました。
――制作にあたって藤永さんにはどんなふうにお願いしたのでしょうか?
Ayasa:MIZUKIさんも言っていたように、『とある』シリーズの楽曲と言えばデジタルサウンドが大事ですし、ファンの方はその要素を求めているだろうと思ったので、そこは絶対に外したくなくて。ただ完全にデジタル寄りにしてしまうのではなく、East Of Edenらしいバンドサウンドやバイオリンの音も活きるもので、なおかつレーベルからの「メタルな雰囲気も入れてほしい」という要望もすべて上手く落とし込んでくださったのが、今回の曲になります。上品さやきれいさも残してくださるところが、私が藤永さんの作る楽曲の好きなところで。『少女共棲』はアイテムの女の子たちがメインのお話なので、洗練された感じがあるといいなと思っていたところ、すごくいいバランスの曲を作ってくださいました。



















