East Of Eden、ついに叶えた夢、そして手に入れた次なる野望への切符! 初アニメ主題歌「Ghost Sequence」に懸ける未来

East Of Eden、初アニメ主題歌に懸ける未来

『少女共棲』とも共鳴するEast Of Eden「みんなが主役を張れるバンド」

East Of Eden / Ghost Sequence (Lyric Video Full Ver.)

――楽曲を最初に聴いた印象はいかがでしたか?

湊:すごくダークな曲がきたなと思いました。特にイントロの部分がダークですけど、サビは疾走感があって、すごく好きな曲です。作品の世界観にも映えそうですし、私たちの作品も基本的にダークなものが多いなかで、よりダークな感じがきたなと思って。アーティスト写真も“暗部”に寄せていきました(笑)。

MIZUKI:今まででいちばん“暗部”だよね(笑)。私は「No buts!」や「masterpiece」を思い出すようなデジタル感やシンセの音が入っていたので、「わー! これこれ!」って思いました。サイレンのような音とかも鳴っていて、私たちらしいメタル感も混ざってEast Of Edenにもぴったりな曲だな、と。

Yuki:ギターは細かいフレーズが多いんですけど、サビに入ると開放感のある大きな煽りもあったりして、弾くのが大好物なタイプの曲なので嬉しかったです。中間部分のリフもめちゃめちゃかっこいいので、「私もこんな曲を書きたかったな」と思わされました(笑)。弾くのが楽しい曲です。

MINA:展開する箇所もたくさんあって、Bメロで一度静かになってサビで爆発させる感じは、何回聴いても楽しめます。アニメにすごくハマりそうな楽曲だったのが嬉しかったですし、『少女共棲』のアイテムのみんなもかわいいけど強いところがあるから、そこにもぴったりだと思います。East Of Edenも強めな女性が揃っているので(笑)、そのよさが楽曲を通しても伝わるんじゃないかなと思います。

――East Of Edenも『少女共棲』に登場するアイテムと同じく女性5人組なので、シンクロ率が高いですよね。

湊:私たちも5人で活動していて、誰かひとりが主役ではなく、みんなが主役を張れるバンドだと思っていて。『少女共棲』のアイテムも、みんなそれぞれに能力や個性があって、5人で背中合わせになって戦う。みんなで歩み寄って一丸となって進む歌詞も、うまくマッチしているんじゃないかなと思います。

Ayasa:今回は各セクションごとに、イントロではバイオリンが引っ張っていくところもあれば、リフでギターが引っ張ってくれたり、ドラムの派手なフィルがあったり、サビに入る前にベースがいいラインで支えてくれていたり、メンバーが順にパッと前に出て曲を支えていくんですよね。そこに『少女共棲』の暗部のみんながそれぞれ得意分野を持ち寄って戦っている様子が重なって、オープニング映像のイメージが浮かぶような曲になっていると思います。デモはもう少しシンプルだったのですが、レコーディングが進行するなかでメンバーがアレンジを足してくれたのが功を奏しました。なおかつ、最後のほうで一丸となって向かっていく感じが、女の子たちが戦うアニメっぽくなったなと思っています。

Yuki(Gt)(撮影=内野優輝)
Yuki(Gt)

――インダストリアルメタルのような趣きもありつつ、シンフォニックな要素が融合したEast Of Edenならではのサウンドに仕上がっていますが、楽器メンバーの皆さんが演奏面でこだわったポイントを教えてください。

Yuki:音作りに関しては、自分らしさを出せる部分なのでこだわりました。いつもは自宅で録っているんですけど、この曲に関しては家で録った部分とスタジオで録った部分があります。スタジオでは久しぶりに生のキャビネットにマイクを立てて、Marshallのアンプから鳴るガツンとした音をほぼ直で録りました。フレーズが決まっているリフも、弾き方次第で自分のニュアンスを出せるので、そこもこだわったポイントですね。ピッキングひとつにしても音の鳴り方が変わってくるんです。それに、スケジュールがタイトだったので、「これで決めなくちゃ新幹線に間に合いません!」という緊張感も相まって(笑)、めっちゃいい感じに弾けました。

MINA:ベースは、クリーントーンで無機質なタッピングをBメロの裏とかに入れてみました。歪んだ音質でのタッピングは今までもやっていたんですけど、今回はシンセみたいに無機質なタッピングからサビで爆発する――嵐の前の静けさみたいなものをベースでも表現したくて。レコーディングでは、クリック音に完全に合わせてタッピングで弾く録り方に挑戦しました。スラップ奏法もゴリゴリ入れて、アクセントにしています。

MIZUKI:いつもレコーディングではドラムテックさんに入ってもらうんですけど、今回は私と同じメーカーSAKAE DRUMSをお使いになられているMASUO(BACK DROP BOMB)さんと初めてご一緒して。MASUOさんは本当にゴリッゴリの音を作れる方で、スネアもタムもいつもとは全然違うサウンドで録らせていただきました。エンジニアさんも初めましての方だったんですけど、MASUOさんと顔馴染みの方だったので、綿密に打ち合わせをして音を作ってくださって。今までのEast Of Edenの楽曲のなかでも、いちばんゴリゴリのドラムサウンドになったと思いますし、ジェントみたいな細かいフレーズも入れてパワフルに叩いています。

Ayasa:サビのバイオリンはずっと8分で機械的に動いているんですけど、フレーズはかなり攻めていて。シンセのフレーズにありそうなものをバイオリンで表現するのが、従来の『とある』楽曲に対してのEast Of Edenなりのアプローチになるかなと思って、やってみました。あと、1サビ終わりのみんなのリフが入ってくるところは、最初バイオリンが休みになっていたんですけど、みんなが一丸となって演奏しているところで私がサボっていてはいけないな、と思って(笑)。『少女共棲』の主人公の麦野沈利さまの能力(原子崩し/メルトダウナー)をイメージして、エネルギーが爆発して放出される雰囲気を表現できればと思って、オクターブの重音でかき鳴らしています。サイレンっぽさやアニメの技のような雰囲気も出るかなと考えながら弾くのが楽しかったです。

――楽器隊の重厚なサウンドに負けない、湊さんのパワフルなハイトーンボイスも本楽曲の特徴です。

湊:アニメで流れる部分は、特にサビではどれだけ爆発できるかをこだわって録りました。メリハリを意識して、Aメロは少し無機質に歌い、Bメロからリズムが入って動き出す流れに沿ってサビで一気に爆発させる。アニソンのオープニングらしい王道を意識しました。個人的にいちばんこだわったのは、2番のサビで爆発し終えて、落ちサビで静かになるところ。〈瓦礫の下で/紡いだこの歌を〉の箇所を繊細に表現することで、激しい戦いが続いていたなかで、同じ境遇の仲間たちと5人で傷を癒し合うような感じを出したくて。ここは何回も録り直しましたね。

――この取材の時点ではライブ披露前ですが、ライブではどんな立ち位置の楽曲になりそうですか?

MIZUKI:ラストスパートのブロックで火とか出したいかも(笑)。

Ayasa:たしかに! この曲、特効が合いそう(笑)。

湊:でも、それをやるならいちばん最後がいいのかな。曲数をたくさんやって、私たちにも限界がきてるなか、最後に全力を尽くして披露するっていう。

Ayasa:でも、ライブのオープニングでやるのもすごく合いそうだよね。SEからそのままこの曲で幕を開けるっていう。

Yuki:1曲目からこの曲は緊張しそう(笑)。

MINA(Ba)(撮影=内野優輝)
MINA(Ba)

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