「2年以内に絶対に武道館に立ちます」 ラフ×ラフ、夢への決意を見せた47都道府県巡業キックオフライブレポ

ラフ×ラフ 47都道府県巡業キックオフライブ

 佐久間宣行が総合プロデュースを務めるアイドルグループ・ラフ×ラフが、『ラフ×ラフ 47都道府県巡業 2026〜2027 キックオフPARTY』を10月24日に東京・Veats Shibuyaにて開催した。

 本公演は、11月7日の沖縄公演からスタートする『ラフ×ラフ 47 都道府県巡業2026〜2027』に先駆けて行われたキックオフパーティ。新曲「正真正銘アイドル!」と新衣装が初披露されたほか、4周年記念ライブの開催も発表された。ステージに立ったのは、体調不良で活動を休んでいる夏目涼風を除く7人。本稿では、2部制で行われた同公演のうち、2部の模様を振り返る。

「私たちラフ×ラフは、2年以内に絶対に武道館に立ちます」

 2部の終盤、日比野芽奈がそう口にすると、フロアから大きな拍手が湧いた。デビューから3年7カ月。佐久間のプロデュースのもと、“大喜利もできるバラエティーアイドル”として歩んできたラフ×ラフは、武道館を目標に掲げて活動を続けてきた。

 ただ、吉村萌南がこの日語ったところによれば、その目標がなかなか現実的なものとして前に進まない時期もあったという。そこでメンバー同士で話し合い、決めたのが「2年以内」という期限だった。この日は7人でのステージだったが、メンバーの口からは何度も「8人」という言葉が出た。

 小雨の降る東京。肌寒い屋外とは対照的に、開演前のフロアには熱気がこもっていた。影アナを務めたのは日比野と吉村。注意事項を伝え終えると「1部より盛り上がる準備できてますか?」と呼びかけ、客席のラフり隊(ラフ×ラフファンの呼称)は大きな声援で応えた。

 16時55分、新衣装を身にまとった7人がステージに登場。「ラフ×ラフいくぞ!」の声にファンのコールが重なる。7人は円になって中央を向き、手を合わせる。1曲目は新曲「正真正銘アイドル!」。サウンドプロデューサーの首藤義勝が、ラフ×ラフの“イマ”を詰め込んだという疾走感のあるアッパーなギターロックだ。目まぐるしく入れ替わるフォーメーションに合わせて、新衣装のスカートがひらりと翻る。

 日比野の「最後まで笑顔で楽しんでいきましょう!」を合図に「Yondanda」へ。7人が左右へ移動しながらリズミカルに踊り、ファンの合いの手がそこに重なる。クラップに包まれた「AKO~明るく可愛く面白く~」からシームレスにつながった「なんとかなるなる Laugh & Smile」では、タイトルフレーズの大合唱が起きた。さらに日比野が「もっともっと声聞かせてください!」とあおり、「夏の覚悟を今決めろ!」へ。客席から飛ぶさまざまなMIXが曲を彩っていく。

 最初のMCでは吉村が、1部から続けて参加しているファンが多いことを喜びつつ、「1部より密度が濃い」と熱気に満ちた客席へ手で風を送る。2階席にも目を向け、上までよく見えていると投げかけた。話題は新曲「正真正銘アイドル!」へ。1部が初披露だったにもかかわらず、すでに手振りを合わせるファンがいたことに驚き、その飲み込みの早さを称える。メンバーが練習を重ねてきたことも明かし、振りの手の動きを「バズらせたい」と意気込むと、「帰りは渋谷の街をこのステップで帰って」と呼びかけて笑いを誘った。

 一人ひとりの自己紹介では、この日は7人でのステージだが、気持ちは8人で活動していると語られた。続いて日比野が、イヤモニを導入したことを報告する。佐々木楓菜は1部のあとにファンから「今日は歌が安定していた」と言われたことを明かし、永松波留は「ハモりがやりやすい」と手応えを口にした。日比野は、イヤモニを外して声援を聴く仕草に憧れていたものの、着けたままでもみんなの声援がしっかり聞こえていたと話す。佐々木は自分も外そうとしたが、アクセサリーに引っかかってうまくいかなかったと打ち明け、客席を和ませた。

 日比野が次の曲は「考える時間をください」だと告げる。曲中に大喜利を披露する、ラフ×ラフならではの楽曲だ。この日はホーム公演ということで、普段の大喜利選抜メンバーに加えて非選抜組も挑戦するという。ところが、非選抜の高梨結がタイトルコールをしても曲が流れない。同じく非選抜の吉村が続いても、やはり流れない。選抜メンバーの佐々木がコールしたところでようやくイントロが始まり、メンバーは「このシステムやだ(笑)」と笑いながらパフォーマンスに入った。お題は「こんな特産品は嫌だ」。永松は「バラのにおいの納豆」、佐々木は「ふるさと納税しないともらえない」、吉村は「箱を開けたらお化けが出てくる」と回答。日比野の「東京バナナじゃなく東京なめこ」がやや滑り気味に終わると、メンバーから「イヤモニ外して」と、直前のMCを受けたツッコミが入り笑いに包まれた。

 低音の響くダンスチューン「100億点」では、ブレイクでのクールな振りと、全員のユニゾンで歌われる「100億点」のかわいらしい声とのギャップが際立つ。続く「超めっちゃ“キュン”でしょ?」は跳ねるダンスビートの楽曲。途中で曲調が切り替わると、ファンの手拍子が加わった。

 続いて、巡業にちなんだ「シルエットクイズ」を実施。スクリーンに映し出された都道府県の形を当てる企画で、齋藤有紗、日比野、永松、高梨、佐々木の5人が回答者を務めた。第1問はメンバーの答えがばらばらに割れ、正解は長野。第2問も答えが分かれたが、正解の大阪を挙げたメンバーが多かった。ラストの問題は大分と福岡で答えが分かれ、回答に参加していない2人も気になって袖からのぞく場面も。正解は福岡で、永松だけが正解を当てるなか、佐々木は誰にも触れられないまま静かに間違え続けていたことを自ら明かし、メンバーとファンの笑いを誘った。

 続いて藤崎未来と吉村が登場し、「藤崎ショッピング」のコーナーへ。巡業のTシャツやアクリルスタンドなどの物販を紹介したほか、CheerSPOTとのコラボやスタンプラリーも告知。最後は客席とともに集合写真を撮影した。

 ここからは佐々木が手がけた楽曲が続く。「消えたくなるほど君が好きだ」は、一人ひとりのソロパート、2人で歌い合うパート、サビのユニゾンと、メンバーそれぞれの声を聴かせる構成。佐々木の歌い出しから始まった「君ときゅんと♡」では、キュートなサビの振り付けにファンのガチ恋口上が重なる。日比野の「ラストスパート盛り上がっていきましょう!」から、ファンキーなポップス「カラフルタイム」へとつないだ。曲を終えると、日比野が口を開いた。

 「2023年3月9日にデビューしてから、ラフ×ラフは4年目を迎えました。正直、今のままじゃ嫌です。みんながいてくれて、ありがたいことに着実に大きく成長してると思うんですけど、今の現状には満足していません。私と有紗が佐久間さんにお願いして始まったこの物語。今は8人で、佐久間さんや応援してくれるみんなに恩返ししたいこと、一緒に叶えたい夢があります。私たちラフ×ラフは、2年以内に絶対に武道館に立ちます」

 日比野と齋藤は、ラフ×ラフの前身にあたるテレビ東京『青春高校3年C組』アイドル部の出身。番組終了後に2人が佐久間へ相談したことが、グループ結成の発端となった。大きな拍手が起こる中、日比野は「(武道館に)立たせてください」と続ける。「この2年というのは、私たちなりの覚悟です。この夢を叶えるために、毎日毎日一生懸命ぶつかっていこうと思います。でも、私たちだけでは叶えられない夢です。みんなの力が必要です」。

 齋藤が「私たちの夢。夢で終わらせず、絶対に現実にします。覚悟を込めたパフォーマンス、見届けてください!」と続け、ピアノの音色から「一期八会」が始まる。佐々木がメンバーとの絆を描いた楽曲で、今年3月のKT Zepp Yokohamaでの3周年ライブでは、活動休止から復帰した吉村を迎えて初めて8人で歌われた。

 曲の途中、スクリーンに佐久間との過去の映像が映し出される。「こいつらと武道館のアンコールで踊るのが夢です。なので、僕を武道館まで連れてってください」。そんなはじまりの映像に続いて、4周年記念ライブを2027年3月6日に品川ステラボールで開催すること、さらに2027年8月に2000人キャパシティでのライブを行うことが発表された。

 大きな歓声とどよめきが起こったのち、楽曲は落ちサビへ。7人は横一列に並び、顔を見合わせながら歌う。フォーメーションは休止中のメンバーがいることを前提に組まれており、並びの中には夏目のスペースが空けられていた。

 ラストの「何満開」を大きな盛り上がりとともに歌い終えると、吉村が「一期八会」の曲中に発表された4周年ライブに触れ、8月に巡業のツアーファイナルを東京で行うことも改めて伝えた。

「一つひとつ会場を大きくしていきたいという思いがずっとあって。武道館を目指すと口にはしてきたものの、なかなかそれが現実的なものとして前に進めない時期も正直あったんですけど、メンバーと話し合って、2年以内という覚悟をみんなで決めました」

 そのうえで、巡業を一つずつ着実に前へ進めていく期間にしたいこと、まだ出会っていない仲間とも一緒に立てる場所にしたいことを語り、「ぜひ皆さんのお力を貸していただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

 齋藤は「今後も立ち止まらずに、どんどん前進していきたいと思います」と語り、せっかく集まったのだからと、みんなで「おー」と声を合わせることを提案。メンバーから「『2年以内に武道館立つぞ!』がいいんじゃない?」とアイデアが出て、「ラフ×ラフ、2年以内に武道館立つぞ!」「おー!」とフロアとともに声を上げた。「絶対叶えられるように頑張るので、皆さん、今後ともよろしくお願いします」と挨拶すると、7人は深くお辞儀をしてステージを後にした。

 7人の姿が見えなくなったあとも、アンコールを求める拍手は止まず、「ラフ×ラフ」コールはしばらくフロアに響きわたっていた。

 終演後、本公演について、これから始まるツアー、そして武道館に向けてメンバーからコメントをもらうことができた。

高梨結

本当に久しぶりの単独ワンマンライブで、めちゃめちゃ楽しみにしていました。今は(夏目)涼風がお休みで、7人体制でのワンマンということで、準備とかで大変だった部分もあったんですけど、まずは無事に2部を駆け抜けられて良かったなと思います。新曲の披露もあって、自分が想像していた以上にファンの方がいっぱい盛り上がってくださって、1曲目からすごく楽しかったです。

藤崎未来

いろんな発表があったんですけど、「2年以内に武道館に行くぞ」というところで、みんなすごく緊張しながらいろいろ伝えさせていただいて、パフォーマンスでも伝えさせていただきました。ファンの人がそれを受け止めてくれている顔をしていたので、とっても安心して。ここから47都道府県を全部巡って、前回のアニバーサリーライブの倍の2000人キャパを埋められるようなファイナルにしていきたいなと思います。

齋藤有紗

2年間で本当に(武道館を)埋められるのかっていう不安もありますけど、ここで宣言したからには絶対に叶えたいです。デビューの時から、佐久間さんには「武道館に連れてきてくれたらダンスする」という公約があるので(笑)、それも達成させたいですし、みんなで武道館に立ちたいという夢を叶えるためにも、まずは47都道府県巡業を成功させたくて。どの地域にもたくさんのラフり隊がいるくらい、私たちラフ×ラフの活動で魅了できるグループになっていきたいです。パフォーマンスで魅了しつつ、47都道府県それぞれで、例えばラーメンマップを作るとか、お餅を食べるとか、「これをやろう」というのも決めたので、バラエティの要素も楽しんでもらいたいなと思っています。

■リリース情報
「正真正銘アイドル!」
11月20日(金)配信リリース
詞曲・編曲:首藤義勝

■ツアー情報
『ラフ×ラフ47都道府県巡業2026〜2027』
11月7日(土)沖縄 那覇メインプレイス 2Fオープンモール
※16:30開演の1部のみ
※フリーライブ(優先入場エリア制限あり)
11月14日(土)米子 AZTiC laughs
11月15日(日)新山口駅北口駅前広場
※2部制(13:00/16:30)
※フリーライブ(優先入場エリア制限あり)
11月22日(日)LIVE ROXY SHIZUOKA
12月5日(土)鹿児島CAPARVOホール
12月6日(日)みやざきアートセンター
※2部制(13:00/16:30)
※フリーライブ(優先入場エリア制限あり)
12月12日(土)柏PALOOZA
12月19日(土)the five morioka
12月20日(日)仙台MACANA
12月26日(土)富山SoulPower
12月27日(日)金沢AZ
2027年
1月9日(土)NAGOYA ReNY limited
1月10日(日)LIVEHOUSE ALECX
1月16日(土)KYOTO MUSE
1月17日(日)CRAZY MAMA KINGDOM
1月23日(土)DRUM Be-1
1月24日(日)熊本B.9 V1
2月11日(木祝)LANDMARK HALL
2月27日(土)神戸VARIT.
4月3日(土)Banana Hall
※他、決定次第随時発表。

■ライブ情報
『4th Anniversary LIVE』
2027年3月6日(土)
会場:品川ステラボール

■関連リンク
ラフ×ラフ オフィシャルサイト:https://roughlaugh-official.com/
YouTube:https://www.youtube.com/@roughlaugh_official
X(旧Twitter):https://x.com/roughlaugh_o
TikTok:https://www.tiktok.com/@roughlaugh_official

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