坂道メンバーにとって“出身地”はなぜ強みになる? 五百城茉央、小島凪紗、竹内希来里らの地元仕事から考える

日向坂46 竹内希来里らが築く、地域との長い関係

 さらに、地元との関係を継続的に築いているのが、日向坂46の竹内希来里だ。広島県出身の竹内は、冠番組『日向坂46 竹内希来里の地元できらる』(テレビ新広島)を担当。番組では広島県内のさまざまな場所を巡りながら、人や文化に触れ、その魅力を伝えてきた。回を重ねるなかで、竹内自身も生まれ育った広島の新たな一面を知っていく。地元出身ということが出演のきっかけになっただけでなく、冠番組を通して地域との接点を広げ続けている点は、竹内ならではと言えるだろう。2026年9月には『青葉坂46オーディション』キャンペーンの一環として『ひろしま満点ママ!!』(テレビ新広島)にもVTR出演するなど、広島での活動はさらに広がっている。

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 冠番組を持ち、継続して広島のメディアに登場することで、普段から日向坂46を追っている層だけでなく、地元の番組を通して初めて竹内を知る人も増えていくだろう。“広島と縁の深い日向坂46メンバー”というイメージが少しずつ根づいていくことも、長く地元と関わり続けるからこそ生まれるものだ。

 もちろん、地元に根ざした活動は3人だけではない。秋田県出身の乃木坂46 矢田萌華は、秋田でのキャンペーンや連載を通して地元との接点を広げ、愛知県出身の岡本姫奈も『乃木坂46 岡本姫奈のおかひな時間』(TOKAI RADIO)を担当。北海道出身の金川紗耶も『IMAREAL』(AIR-G' FM北海道)内の『乃木坂46 金川紗耶のイマレコ!』に継続して出演するなど、それぞれの出身地が個人活動のひとつの軸になっている。

【公式】乃木坂46・矢田萌華「秋田が好きだ!」キャンペーンムービー(60秒)

 坂道グループのような大人数のグループにおいては、一人ひとりがどのような個性を打ち出していくのかが重要になる。歌やダンス、演技、バラエティといった得意分野はもちろんだが、そこで意外と大きな意味を持つのが“出身地”なのではないかと思う。これまでも地元にまつわる仕事を担うメンバーは少なくなかったが、近年は単発のイベント出演や凱旋企画にとどまらず、同じ地域や媒体と継続して関わるケースが増えてきた。五百城とヴィッセル神戸の関係がまさにそうであるように、地元での活動には、普段のグループ活動とはまた異なる層との接点を生み出す力がある。

 そして、個人的により重要だと感じるのは、そうした関係が単発で終わらず、何度も同じ地域や媒体と関わることで少しずつ積み重なっていくことだ。最初は“地元出身”というきっかけで始まった仕事でも、出演を重ねることで、その地域ならではの仕事や新たな企画へとつながっていく。大人数の坂道グループだからこそ、“どこで生まれ育ったのか”という背景もまた、一人ひとりの活動を広げていく大きな強みになっているのではないだろうか。

※1:https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/68249

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