稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾、マクドナルドと紡いだ意外な縁 “SMAPと同期” 月見バーガーCM出演を機に振り返る

 香取慎吾が、マクドナルドの月見バーガー新商品「北海道産じゃがペッパー月見」の新CMに出演。「夢が叶いました。やったぜ!」(※1)と撮影後のインタビューでガッツポーズをしていた通り、香取にとっては念願のマクドナルドCM出演となった。

 むしろ「これまで出ていなかったの?」と意外に思う人も少なくないはず。あの大きな口でおいしそうにハンバーガーにかぶりつく。見ているこちらの食欲をそそる“食べカット”は、香取のお家芸とも言えるものだ。実際に、これまでさまざまな番組やCMで魅力的な食べ姿を披露してきた香取。撮影の直前には「この日のために40年間、訓練してきました!」(※2)と笑うのだった。

 香取がマクドナルドファンであることを公言するようになったのは、2017年に新しい地図を広げて以降のこと。同年11月2日から5日にかけて生放送された『72時間ホンネテレビ』(AbemaTV/現ABEMA)内で、YouTubeデビューした草彅剛が「マクドナルドでアルバイトをしてバズる動画を撮影しよう」とロケに出かけたときに、その喜びを爆発させていたのを思い出す。

 移動する車内で香取が「俺、うれしいんだ」「マクドナルドに行きます!」と場を進行すると、草彅が「慎吾、好きだもんね」とその喜びっぷりに納得。「大好きで」と続ける香取。これまではさまざまな事情から“マクドナルド”の名前をなかなか出せなかったようで、「ファストフードとか、名前を言うのも俺初めてかもしれない」と声を弾ませていた。インターネットテレビへの出演、SNSの開設など、これまでやってこなかったことにチャレンジするなかで、「マクドナルドが好き」という発言もまた新しい環境で軽やかなスタートを切る象徴的な出来事だった。

 マクドナルドの店舗に到着するやいなや、香取はビッグマックのLセットを手慣れた様子で注文。「家のなかにもマックグッズがいっぱいある」「“M”のマーク(の看板)がほしい」とマクドナルド愛が止まらない。そうして3人で頬張る姿は、今でも草彅のYouTubeチャンネル「ユーチューバー 草彅チャンネル」で最も再生されている動画となっている(※3)。

3人でマクドナルドに来たよ!!

 香取は「お行儀悪いんだけど、いつもの食べ方をお見せしています」と、片手でポテトのケースを持って頬張るオリジナルの食べ方を披露。さらに、ポテトを食べ切ってからハンバーガーを食べ始めるのがこだわりなのだと続けると、草彅は「マクドナルドのスペシャリストだね」と盛り上げる。止まらない勢いで何本も一気に香取の口のなかに吸い込まれていくポテト。一方、隣に座る稲垣吾郎が1本ずつマイペースに食べている様子もまた笑いを誘った。

 そんな熱量の高い香取ではなく、草彅がアルバイト体験するというバランスの良さもまた彼らならでは。草彅がカウンターに立ち、実際に接客をする動画「ユーチューバー草彅、今度はマックのクルーになりました!!」では、最後のオチに香取がお客さん役として登場するところに、草彅を応援する気持ちと、マクドナルドへの愛情があらためて感じられた(※4)。

ユーチューバー草彅、今度はマックのクルーになりました!!

 また、同年12月20日に放送された『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)に、稲垣がゲスト出演した際にもマクドナルドの話題が飛び出した。パーティーのために食材を買い出すコストコでのロケ中に、ピザを食べたふたり。すると、おもむろに香取が「マック食いてえ」と言い出したのがきっかけだった。「マック、好きだよね」と笑う稲垣に、香取が思い出したように「あ、グラコロ始まる」とつぶやく。だが、稲垣は「バリューセット的な?」と返答。かろうじてマクドナルドの話題であることは理解しているようだが、月見バーガーが“秋の風物詩”であるように、“冬の風物詩”とも言えるグラタンコロッケバーガー=”グラコロ”を知らないようだった。

 「グラコロ!」という香取に、稲垣の「アニメ?」「グリーンコロッケみたいな?」「グランドコロッケ?」と探り探りな返答が続く。「グラタン! グラコロの季節だよ」と、なおも力説する香取に、「あ、季節なの?」とサラリと返すところもまた彼らならではの会話だ。これまで稲垣がグラコロを通らずに冬を過ごしてきたことを「信じらんない」と目を丸くする香取。「日本に桜が咲くみたいなもんだよ」と畳み掛けるも、「上海蟹みたいな?」と返す稲垣に、香取も思わず吹き出してしまう。それは、いっそこのままグラコロのCMで再現してもらいたいくらいの微笑ましいやりとりだった。

 香取がマクドナルドの話題を出すたびに、ほのぼのとした笑いが生まれる。ひとりでこだわりの食べ方を追求することも、みんなでワイワイとシェアすることもできる。その根底には、国民的アイドルである彼らと、マクドナルドという世界最大級のハンバーガーブランドが放つ、誰も置いていかない安心感があるのだろう。

 今回、香取がCM出演した月見バーガーシリーズは、奇しくもSMAPのCDデビューと同じ1991年誕生と、同期なのだそう。35年という年月のあいだには、もちろん苦しさや悩ましさに包まれる時間もあった。新しい波や大きな流れに揺らぎそうになる瞬間もあった。それでも、一貫して私たちを笑顔にしようという姿勢が、誰にも超えられない存在感を築いてきた。

 香取もまた、インタビューで「“作り笑顔”だとしても、そこから生まれる本当の笑顔もあるから、とにかくなんか笑っていることは大切にしてきたかな」と答えているように、どんなに時代や環境が変わっても、きっとまた笑顔にしてくれる――。私たちが彼らを通じて味わっているのは、そんな“信頼”なのかもしれない。

※1:https://contents.atarashiichizu.com/?p=28764
※2:https://realsound.jp/2026/09/post-2523017.html
※3:https://www.youtube.com/watch?v=qtubk6mXNGs
※4:https://www.youtube.com/watch?v=ZMD8UsRsfXE

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