「とにかくこのチャンスを逃したくない」――デビューから約500日間の葛藤と挑戦 Rain Tree、真のスタートを語る
2025年1月29日、デジタルシングル『I L U』でメジャーデビューを果たしたRain Treeは今、グループとして新たなフェーズへと突入しようとしている。
2023年にスタートした秋元康総合プロデュースの『IDOL 3.0 PROJECT オーディション』にて、約1万人の応募者のなかから最終審査に残った候補者より、11人が同年12月に「WHITE SCORPION」としてデビュー。その最終審査で惜しくも選ばれなかった17人(※当時)が1年間、「FINALIST」という名の下でデビューすることを目標に活動してきた。その後、FINALISTは2024年10月8日の記者会見にて、新たに「Rain Tree」と命名され、あわせてメジャーデビューすることも発表。苦難の季節を越え、ついにスタートラインに立つことができた。
以降、デジタルリリースと同作を携えたリリースイベント、ほかのアイドルグループとの対バンイベント出演を重ねてきたRain Tree。一見順調に映るその道のりだが、最初の数カ月は決して順風満帆とは言えないものだった。FINALIST時代は持ち歌がひとつもなく、それでもWHITE SCORPIONのイベントに帯同してステージに立ち続けた経験があることから、自分たちだけのオリジナル曲が複数存在する現状は、当時を思えば幸せに映るのかもしれない。しかし、「秋元康総合プロデュース」という冠こそあれど、同じく秋元が総合プロデュースを手がける坂道シリーズや48グループなどと比べると、アイドルとしての知名度はまだまだ発展途上の段階で、メディア露出も決して多いとは言えないだろう。
にもかかわらず、彼女たちは昨年後半から少しずつライブやイベントの動員を増やし始めている。
その大きなきっかけとなったのが、昨年11月24日にラゾーナ川崎プラザにて行われた3rdデジタルシングル『好きだよとどっちが先に言うのか?』リリース記念イベント。このラゾーナ川崎プラザでのイベントでは「観客動員1000人」という目標が初めて表立って掲げられ、メンバーの士気を高めることに繋がった。実は彼女たち、同年夏のイベント開催時にも700人動員を目標に掲げ、見事達成させた経験を持っていたのだが、このラゾーナ川崎プラザでのイベントに向けてメンバー一人ひとりがSNSを効果的に活用し、多くの人の目にRain Treeを印象付けることに成功。その輪がファンのあいだでも広がり始め、イベントに誘う仲間を増やしていき、最終的に1000人という目標を大きく上回る1538人という記録を打ち立てる結果に繋げた。
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Rain Tree
3rd Digital Single
『好きだよとどっちが先に言うのか?』
リリースイベント最終日!
ありがとうございました🎪
\会いに来てくださった皆さま
ありがとうございました🌱なんと...
˗ˏˋ1,538名ˎˊ˗
の皆さまにお越しいただき、
目標としていた動員数1,000名を… pic.twitter.com/M1GDWGWHIe— Rain Tree (@RainTree_RT) November 24, 2025
今年2月1日にはデビュー1周年を記念した初のワンマンコンサート『Rain Tree 1st Anniversary Concert』を、日本橋三井ホールで開催。無料で観覧できるリリースイベントと異なり、今回は昼夜2部制の有料公演とハードルが高かったものの見事ソールドアウトとなり、計1500人を動員した。動員目標を掲げた日々の活動がこうした成果に結びついたと考えると、ようやく真の意味でスタートラインに立てたのかもしれない。
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🌱Rain Tree 1st Anniversary Concert🌱
ありがとうございました!
\会場に足を運んでくださった皆さま、
配信をご覧いただいた皆さま、
ありがとうございました✨皆さまのおかげで、
最高の1周年を迎えることができました💐そして❕
📣2026年7月29日(水)
Zepp DiverCity (TOKYO) にて… pic.twitter.com/b15SSqdUEj— Rain Tree (@RainTree_RT) February 1, 2026
そんなRain Treeがこの夏、さらに大きな目標に立ち向かう。それが7月4日にダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場で開催される『Rain Tree初夏のフリーライブ〜君の居場所はここにある〜』と、同月29日にZepp DiverCity(TOKYO)で行われる2ndワンマンコンサート『Rain Tree Concert 2026 〜Summer party for you〜』だ。前者は2ndワンマンコンサートに向けて、より多くの人にRain Treeの楽曲やパフォーマンスを直接知ってもらうためのフリーイベント。当日は2部制となっており、第2部では2500人動員という新たな課題が用意されている。そしてこの目標を達成させると、これまで一度も実現していない「現メンバー16人全員での歌唱曲」が制作され、8月リリース予定の5thデジタルシングルに収録されるのだ。
この過去最大の試練を前にRain Treeの面々は今、何を思うのか――。ここまでの道のり、今のグループの武器、そして7月に控えたフリーイベントや2ndワンマンコンサートについて、メンバーの綾瀬ことり、鈴野みお、新野楓果、橋本真希にインタビューをさせてもらった。悔しさや葛藤だけでなく、それらを燃料へと昇華させて現状と向き合う4人の姿勢と、新たな目標を最大のチャンスと捉えて対峙するポジティブさを、彼女たちの言葉から感じ取っていただきたい。(西廣智一)