米津玄師、B'z、SUPER BEAVER、Ado、ORANGE RANGE……日本中を熱狂させる、2026年サッカーW杯ソング

 6月11日より、『FIFAワールドカップ2026』が開幕する。選手たちが繰り広げる熱戦を、アーティストたちによるテーマソングがさらに熱く盛り上げてくれそうだ。

 NHKの今年のサッカーテーマは、米津玄師の「烏」。配信リリース日の6月15日は、日本代表が初戦に臨む日でもある。タイトルの「烏」から想起されるのは、日本代表のエンブレムにも描かれている“導きの神”である八咫烏や中国古典の三足烏。黒く凛とした佇まいの烏は、大きなチームの一員でありつつも、ひとりの人間として大舞台に立つ選手たちの姿にも重なる。楽曲は大空を翔けていくような壮大なサウンドで、〈僕らは今日ただ一羽の 夢見がちな烏になって/光を受けて続くこの道を 辿り直していく〉という歌詞には、純粋な夢を抱いて前へ進む人間の姿が映し出されている。この楽曲が選手一人ひとりの夢を乗せながら、勝利へと導いてくれることを願わずにはいられない。

 日本テレビ系のサッカーテーマソングは、B'zの「完全無欠」だ。熱いギターソロから幕を開ける本曲は、躍動感のあるシャッフルビートを採用。ピッチを駆け抜ける選手たちの鼓動を思わせるような高揚感にあふれている。リリース時に松本孝弘と稲葉浩志は「勝敗の分かれ目のさらに先で、人と人が繋がりあえる世界であってほしいという願いを込めずにはいられませんでした」(※1)とコメントしており、〈完全無欠のマインド燃やして/誰かを照らしたいそしたらもう合格〉のフレーズからも、自らの挑戦が誰かの希望になるというメッセージが感じられる。選手たちの熱い想いが、観ている側にも勇気を与えることを表現した一曲と言えるだろう。

B'z「完全無欠」2026日本テレビ系サッカーテーマソング【W杯優勝目指す日本代表へ届け!熱い想い】|FIFAワールドカップ2026 6月11日開幕(現地時間)

 SUPER BEAVERは、フジテレビ系のサッカーテーマソングとして「クライマックス」を書き下ろした。〈無理だと否定されて尚/無理してでも追いかけたいもの/夢と呼ぶはずなんだよ〉という力強い言葉から始まる本曲は、人生の大一番へ向かう人々を鼓舞するロックナンバーである。描かれているのは、“憧れ”で終わるのではなく、自ら歴史を変える側へ踏み出す覚悟だ。そこに大会に臨む選手たちの姿が重なりつつも、〈そもそも人生は/覚悟を決めた順に 歓喜に近づいていく〉というフレーズに勇気をもらえる人は少なくないだろう。SUPER BEAVERらしい真っ直ぐなメッセージが詰まった一曲であり、選手だけでなく、何かに挑むすべての人へ向けた応援歌でもある。

SUPER BEAVER「クライマックス」MV (フジテレビ系 2026 サッカーテーマソング)

 Adoの「綺羅」は、「adidas」のサッカー日本代表 2026 ユニフォームソングとして制作された楽曲で、キタニタツヤが作詞/作曲/編曲を手掛けた。〈もう幾度、幾十度噛んだ下唇に/滲んだ鉄の味、もう飽き飽きしている〉という冒頭の歌詞からは、数え切れない悔しさを乗り越えてきた主人公の姿が思い浮かぶ。重厚なロックサウンドとAdoの圧倒的なボーカルが生み出す緊張感は、まさに大舞台の高揚感そのもの。そして、サビでの〈きっとこのままどこにだって行ける〉というフレーズは、限界を超えようとする強い意志を感じさせる。世界の頂点を目指す選手たちの闘争心を映し出したような一曲だ。

【Ado】綺羅(KIRA)

 スポーツ配信サービス DAZNの『FIFAワールドカップ2026』アンセムは、ORANGE RANGEの「1000%」。2006年に「チャンピオーネ」で大会を盛り上げた彼らだが、20年の時を経て再び『ワールドカップ』ソングを担当することになった。「チャンピオーネ」には〈ド派手にいこう!〉という一節があるが、今作でも〈ド派手にいこうぜ〉という歌詞が登場し、2曲の繋がりも感じさせる。〈10の喜び 100の苦しみ 二つを駆けろ〉と歌われているように、華やかな舞台の裏には計り知れないほどの苦悩や努力がある。それでも挑み続ける選手たちを称えるような本曲は、試合の熱気と夏の爽快感を同時に感じさせる。試合を通して人々をひとつにする、『ワールドカップ』の祝祭感が鮮やかに表現されている。

ORANGE RANGE – 「1000%」|DAZNサッカーアンセム

 今回の『ワールドカップ』ソングには、サッカーというスポーツが持つさまざまな魅力が映し出されている。いよいよ幕を開ける、4年に一度のサッカーの祭典。音楽とともに、その熱狂を味わいたい。

※1:https://bz-vermillion.com/news/260531.html

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