MORE STAR ソロインタビュー Vol.6:中山こはく「カワラボっぽくない」を力に “自分”を伝えて、手の届かない存在へ
FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREETを輩出したアソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」。リアルサウンドでは、第五弾グループとしてデビューしたMORE STARの連載インタビューをスタート。メンバー全員がデビュー前にプロジェクトの次世代メンバーであるKAWAII LAB. MATES(略称:メイツ)として活動し、切磋琢磨の期間を経て、2025年12月12日の『KAWAII LAB. SESSION vol.17』でステージデビューを果たした。
リアルサウンドでは、そんなMORE STARの“今”に迫る連続インタビューを企画(毎週木曜日更新予定)。全員インタビューに続き、ソロインタビュー Vol.6となる本稿では、シルバー色担当の中山こはくに話を聞いた。
“ジュエリーフェイス”と形容されるほど、愛らしいビジュアルが目を惹く中山。その特別な存在感から、KAWAII LAB.初となるシルバー色を任されるに至ったが、本インタビューにおいて意外にも「個性をもっと出していきたい」と打ち明けた。オーディション合宿からグループ結成後の現在に至るまで、課題に対して自分で解決策を見つけ、日々成長を続ける中山。高い理想に向かって歩みを進める、その胸の内を覗いてみてほしい。(編集部)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
【オリジナル動画】第6弾:中山こはく 趣味、特技、尊敬する先輩は?
「アイドルってすごい!」――FRUITS ZIPPERから受けた衝撃
――中山さんは、どんな子どもでしたか?
中山こはく(以下、中山):特に将来の夢があったわけではなく、平凡な学校生活を送っていました。本当に普通の子だったと思います。
――当時、興味があったことは?
中山:絵を描くのが好きで、色鉛筆や絵の具を使ってずっと描いていました。もの作り全般が大好きで、工作も小さい頃からよくやっていたんです。アイドルを目指すまでは、母から「舞台のセットを作る仕事とか、どう?」と勧められていて。ちょっとだけですけど、そっちの道に進もうと考えたこともありますね。
――そんなとき、アイドルを好きになった。
中山:そうです。小学4年生くらいのときに友達の影響でTWICEさんにハマって、K-POPアイドルが大好きになりました。同時期にK-POPダンスを習いはじめて、しばらくはK-POPに夢中だったんですけど、中学2年生のときにSNSでFRUITS ZIPPERさんを見て、日本のアイドルにもハマりました。といっても、カワラボ(KAWAII LAB.)中心ですけど。
――FRUITS ZIPPERさんのどういうところに惹かれたのですか?
中山:元気をもらえるところです。曲を聴いたり映像を観たり、グッズを見たりするだけでも元気になれるんですよ。それを感じたときに「アイドルってすごい!」と思って。中学3年の進路を決めるときに、「アイドル、やりたいかも」と、なんとなく考えるようになりました。でも、それまで抱いたことのない夢だったので、ひとまず誰にも言わず、密かに考えるだけでした。
――ともあれ、中山さんがKAWAII LAB. MATES(以下、メイツ)に入ったのは、高校1年生です。「アイドルをやりたいかも」と思い始めたのが中学3年生だったということは、すぐに動き出したのでは?
中山:そうですね。高校受験が終わって少し時間ができたとき、都内にあるダンススクールに通いはじめたんです。K-POPアイドルを輩出しているような本格的なスクールで、まわりには本気でアイドルを目指している子が大勢いて。その姿を見て「やっぱり、アイドルっていいな」と、アイドルへの思いが増していったんです。なので、まずはオーディションを受けてみようと思って。カワラボのオーディションに応募しました。
――ご家族にも相談しました?
中山:オーディションを受けるタイミングで、はじめてアイドルになりたいという夢を打ち明けました。それまで、親にはそんな素振りを一切見せていなかったので、ビックリしていましたけど(笑)、「やってみたら?」と言ってもらえましたね。で、オーディションを受けたら、トントン拍子に進んで合格までいただけたので、親はまたビックリで。「えっ、また次に進めたの?」って言っていました(笑)。私自身も、「はじめてだし、さすがに受からないよね」という気持ちだったので、合格したときは驚いちゃいました。
――メイツに入る前から、ダンスを習っていた中山さん。基本はK-POPダンスなのでしょうか?
中山:そうです。でも、ガールズ系のダンスや、ちゃんみなさんの曲とかでも踊っていました。実際に習ってみて……難しかったけど、すごく好きでしたね、ダンスが。
――どういったところが?
中山:もともと運動神経が鈍いので、最初は本当にひどいものだったんです(笑)。でも、自分がよく見える角度を見つけたり、表情を研究したりするのが面白くて、レッスンは毎回楽しかったんです。K-POPアイドルのみなさんのダンス映像を観て、真似するのも好きでした。
――メイツに加入してからは、どんなアイドル像に憧れていましたか?
中山:CANDY TUNEの桐原美月さんのようなアイドルです。
――今も憧れの存在として名前を挙げていますよね。当時から変わっていないと。
中山:はい。クールなイメージのある方で、K-POPっぽさもあって。カワラボのなかではめずらしい雰囲気を持っているなと、その新しい感じに惹かれました。
――メイツの活動で特に印象に残っている思い出を教えてください。
中山:合宿オーディション以外だと、はじめてライブに立ったときです。加入して1カ月後のことだったんですけど、当時はお客さんとしてライブを観る機会もそこまで多くなかったので、ライブ会場という空間自体が異質でインパクトがありました。それに、ステージから見るペンライトってすごい景色なんですよ。それを見た瞬間、「私、アイドルになったんだ!」と一気に実感したんですよね。
――加入して1カ月で初ステージとは、とても早いですね。ちなみに、過去に通っていたダンススクールでは、踊りながら歌うといったレッスンはしていたのですか?
中山:いや、していないです。
――じゃあ、1カ月でパフォーマンスも仕上げなければいけなかったのですね。
中山:しかも、もともと歌うのも苦手で、小学生の頃は家族でカラオケに行っても絶対に歌わないタイプだったんです。だから最初はすごく不安だったんですけど……やってみると楽しくて。「楽しいし、頑張ろう」って思うようになりましたね。加入したばかりの頃は夏休みだったので、初ライブに向けたレッスンに集中できたのもよかったです。
――メイツとして活動した期間で、学んだことは?
中山:それまで関わる機会がほとんどなかった“大人”と接することが増えて、社会との関わり方を学べました。芸能界のことも何も知らなかったので、すれ違う人全員に「お疲れ様です」とあいさつする文化すら新鮮で、勉強になりましたね。
――そして、昨年行われた合宿オーディションについても。とくに大変だったことは何ですか?
中山:大変だったのは、時間が限られていたことです。それまで、新しい曲を覚えるときは事前にある程度頭に入れてからレッスンに臨んでいたんですけど、この合宿では全員同じタイミングで課題曲を知って一斉に振りと歌のレッスンに入るので、決められた時間だけでは覚えきれなかったんですよ。
――みんなと同じスピードで、振りも歌も完成させなければいけないという焦りがあった。では、どんなふうに乗り越えましたか?
中山:寝る直前まで、何人かで集まって練習していました。没頭しすぎて、1時間くらいしか寝られなかった日もあったくらいです。
――『ゴールデンドリーム』(テレビ朝日系)でも、その様子が観られましたよね。チーム関係なく協力し合っていました。
中山:そうなんです。このときは、「覚えなきゃ!」という気持ちで、助け合っていました。おかげで、初対面だったKAWAII LAB. SOUTHのみんなとも、3泊4日の合宿とは思えないくらい仲良くなれたと思います。