INI 池﨑理人・田島将吾、自分らしさを活かしたクリエイティブへの眼差し 作詞で発揮した“新しい一面”とは

 4月22日、8TH SINGLE『PULSE』をリリースしたINI。「“今”を駆けるINIが、感覚的で自由な音楽性と時代感性で、“今”を生きる青春世代の不安や痛みへと寄り添い共鳴する」というコンセプトのもと制作された同作には、「Feel My PULSE -共鳴する青春の鼓動 -」というキャッチコピーが掲げられている。これまでさまざまなジャンルを経てきた今の彼らは、同作とどのように向き合ったのだろうか。タイトル曲「All 4 U」と「EAT UP」の作詞に参加した池﨑理人、そして西洸人とともに「DUM」の作詞に参加した田島将吾の2人に、クリエイティブな視点から話を聞いた。(高橋梓)

【オリジナル動画】INI 池﨑理人・田島将吾、“同じクラス”だったらやりたいこと

INI 池﨑理人・田島将吾、“同じクラス”だったらやりたいことは?

池﨑理人の歌詞が形作る“青春”

ーーまずは『PULSE』についてからお伺いさせてください。お二人は、どんな作品になったと感じていますか?

池﨑理人(以下、池﨑):INIにとって方向転換になる作品だと思っています。2025年6月にリリースした3RD ALBUM『THE ORIGIN』で“革命3部作”を一つの区切りとして、昨年末にはINI初のシーズナル作品『THE WINTER MAGIC』で新たなINIを見せることができました。そして今作は、全曲にメンバーが作詞参加していて、また新たな一面を感じていただけると思います。

田島将吾(以下、田島):タイトル曲の「All 4 U」はHOUSE POPジャンルの楽曲で、サウンド的にもINIにとっては新しい感じになっています。

池﨑:そうですね。かなりEDM色が強くて、満場一致で選んだ一曲です。ちょっと懐かしさのあるEDMサウンドが、メンバーみんなに刺さりました。

田島: INIが今これをやったらいいんじゃないかという話になりました。

池﨑:2010年代くらい、学生時代の青春を彷彿とさせる感じね。

田島:そう、そう。テーマとも合っているなって。

池﨑理人

ーー今作のコンセプト「“今”を駆けるINIが、感覚的で自由な音楽性と時代感性で、“今”を生きる青春世代の不安や痛みへと寄り添い共鳴する」や、テーマ「Feel My PULSE - 共鳴する青春の鼓動 -」については、最初どのように感じましたか?

池﨑:海外のSNSで「2026年は2016年のリバイバルだ」と言われていたり、海外セレブが2016年頃の写真を投稿するブームが一瞬あって。そこにインスパイアされて、僕はこのタイトルにしたいと思いましたし、そのブームを裏テーマ的に置きながら作詞をしました。

田島:理人が書いてくれた歌詞は、「青春」というテーマをすごく形作ってくれています。他にも収録曲がありますが、「All 4 U」の歌詞がシングルの軸としていい影響を与えてくれていると思っています。

池﨑:えー、嬉しい!

田島:「青春」と聞くと過去のことを思い出しますが、歌詞で「今も青春だよ」と言ってくれている感じがするんですよね。前向きな気持ちも、痛みも不安もすべてさらけ出して脈拍を打っている、と。だからこそパフォーマンスにも気持ちが入ります。いい作品になったと思います。

田島将吾

ーー名実ともに「All 4 U」が同作の軸になっているわけですね。

池﨑:まさに。今回、「All 4 U」というタイトルも僕がつけたのですが、さっきの裏テーマがあったからこそ2016年にありそうな曲名にしました。

田島:あの頃って、数字に換えがちだったもんね(笑)。「To you」を、「2 U」とか。

池﨑:あったあった(笑)! 内容としては、学生時代という青春もあるけど結局はすべてが青春になるよ、と。悲しいことも辛いことも全部肯定できるように、包み込めるように、というメッセージを込めて制作しました。

田島:そう考えると「青春」って魔法の言葉だね。全部前向きになるもん。

池﨑:本当に。すごいわ!

ーーちなみに、「All 4 U」というタイトルはどんな流れで生まれたのですか?

池﨑:一番大きいのは、先ほど言った「数字遊びがしたい」「言葉遊びがしたい」という気持ちが出てきたことですね。

田島:Instagramに理人が歌詞を書いていた時のノートをアップしているんですよ。

池﨑:いろいろとノートに書き殴っていたのですが、その時に「4EVER」という候補もあって。でも、歌詞の中にもう入っているから違う方がいいかな、と。いろいろと考えていく中で、「全部はあなたのため」というワードがすごくしっくり来て、「All 4 U」というタイトルが生まれてきました。この「U (=you)」の中には、自分たちのことも含んでいます。

ーー作業をしている中で生まれてきたワードなのですね。

池﨑:そうですね。これはずっと考えていた中で出てきた、「ひねり出した系タイトル」です。何度も試行錯誤して、英語ネイティブの知り合いに表現や意味が合っているかなどについて相談をしたりしながら、やっとたどり着きました。

「All 4 U」の振り付けを活かしたMVの見どころとは?

INI|'All 4 U' Official MV

ーーそんな「All 4 U」のMVもYouTubeで公開されました。見どころを教えてください。

田島:やっぱりサビのステップですね。ハウスステップをアレンジしていて、今までのINIのダンスにはない振り付けになっています。

池﨑:足捌きがメインっていうのは確かに今までのINIではあまりなかったかもね。

田島:ここはあえて流行りに乗った部分ですね。でも、ステップって難しいんですよ。

池﨑:ラスサビはまた別の振りがあるもんね。ラスサビはラスサビで難しくて。足をめっちゃ上げてキックするんですよ。難易度の高いステップが入っています。

田島:でも、TikTokとかも撮りやすそう。

@official__ini

これが俺の脈拍だ! #INI #INI_All4U

♬ All 4 U - INI

ーー田島さんがたくさんいる動画もありましたが……。

田島:友だちからも「あれ、何!?」と言われました(笑)。

池﨑:あれ、めっちゃいいよ! ああいうミーム系の動画もどんどん作っていきたいし、「All 4 U」は合うんじゃないかな。

田島:あー! EDMだし合いそう!

池﨑:そういう部分も期待しつつ、僕らのパフォーマンスとしてはステップが注目ポイントです。

田島:ずっとハイなテンション感というわけではなく、抑揚があるのも良いなと思っています。

池﨑:抑揚はあるよね。特に2番は怒涛の展開。僕と(西)洸人でラップをしながらバキバキにダンスして、その後、(松田)迅がみんなを引き連れて踊って、最後に将吾くんが入ってくるという。からの、プリコーラス。その畳み掛けはいいよね。僕としては個人的に2番が見どころだと思っています。この振りの良さが出ているのかなって。

田島:たしかに。

池﨑:EDMのサビに向かってビルドアップする時間があって、その中で日本語で攻めたラップをバキバキにやって。プリコーラスは池﨑理人っぽいストレートな歌詞で表現しています。メンバーも好きと言ってくれてうれしかったです。MINIの皆さんにも響いてくれたらいいな。

田島:しかも、MINIの皆さんと一緒に歌える部分があるのもいいよね。

池﨑:海外のライブくらい、一緒に歌ってほしい!

田島:(手拍子しながら歌って)〈今を生きたいんだ/信じたいんだ〉って、みんなで歌えると思うと高まります。

池﨑:早くライブでパフォーマンスしたいです。

ーーMINIの皆さんはノリがいいから、盛り上がりが想像できますね。

池﨑:そうなんですよ。ライブもですし、フェスやイベントでパフォーマンスするのも、本当に楽しみです。MINIの皆さんも、僕たちのことを知らない方々も、一緒にこの夏は「All 4 U」でぶち上がっていきたいです。

田島:めっちゃフェスに合いそうな曲ですよね。リミックスバージョンを作っても良さそう!

池﨑:いいね〜。

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