坂道グループ新世代は今、何を担っているのか? 乃木坂46・櫻坂46・日向坂46――新期生の現在地
日向坂46 五期生の台頭:大野愛実センター、片山紗希・松尾桜らは表題曲メンバーに
日向坂46 五期生は、三坂道の新世代の中でも、楽曲や番組、外仕事を通して早い段階で一人ひとりの名前が前に出ていた印象が強い。特に大野愛実の存在は大きいだろう。16thシングル表題曲「クリフハンガー」でセンターを務め、さらに連続ドラマ『ラジオスター』(NHK総合)にも出演。「クリフハンガー」には、センターの大野に加えて、五期生から松尾桜、高井俐香も表題曲メンバーとして参加。さらに17thシングル表題曲「Kind of love」では、大野、片山紗希、松尾が表題曲メンバーに名を連ねた。表題曲に複数の五期生メンバーが選抜されていること、そして。グループの新しい顔として前に出るメンバーが現れ始めていることは、日向坂46が次のフェーズに入っていくうえでも大きなポイントだ。
日向坂46は、楽曲やライブだけでなく、バラエティ、ラジオ、ドラマなどを通してメンバーのキャラクターを育ててきたグループでもある。大野もまた、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)などで人となりを少しずつ見せながら、センターとして楽曲の中心に立ち、グループの外の現場にも出ていっている最中にある。これは、日向坂46らしい育ち方でもあるのだ。最初から完成されたエースではなく、番組やステージ、そしてさまざまな仕事を通して“見つかっていく”。その過程をまるごと応援されるありかたに、日向坂46の強さがある。
それぞれの歩み方は違っても、共通しているのは先輩メンバーが築いてきたものを受け取りながら、すでに次の景色を見せ始めていることだ。乃木坂46 六期生がどのように個人の入口を広げていくのか。櫻坂46 四期生がライブの中でどのような表現を獲得していくのか。日向坂46 五期生がさまざまな舞台を通してどこまで存在感を伸ばしていくのか。3つの新世代の動きは、ここからの坂道グループをさらに面白くしていくはずだ。