Mori Calliope「実現したい世界がある」 Apple創立50周年イベントで語ったバーチャルとリアルの未来

 東京・Apple 表参道で3月27日に開催された、Appleの創立50周年を記念したイベント『Apple 50th Anniversary Celebrations』にバーチャルアーティストのMori Calliopeが出演。ライブパフォーマンスとトークで会場を沸かせた。

Mori Calliopeが目指すのは、現状を突破する力を持った“バーチャルロックスター”

 イベント開催まで、スタッフによるAppleクイズやカメラの便利な使い方レクチャーなどが行われ、盛り上がる準備も万端になった会場。開催時間になり、DJみのが呼び込まれ、「私は親父が大のApple党で、初めて手にしたApple製品は親父から譲り受けた赤いiPodでした」など、軽快にAppleトークを繰り広げる。そしてこの日の主役であるMori Calliopeが呼び込まれてイベントがスタートした。

 「さあ始めようか!」ーー黒の衣装に黒のリボンで髪を結んだMori Calliopeがステージ上の大画面に現れ、それと同時に「Go-Getters」のビートが鳴り響く。Appleのロゴを背に、軽快なラップとともにパフォーマンスを繰り広げた彼女。クラップで沸く会場に向け、時に小悪魔チックに、時にワイルドに、自慢のロックボーカルを鳴り響かせた。迫力あるパフォーマンスに大歓声で揺れた会場。彼女は「ありがとうございます。サンキュー!」と、息を切らせながら声援に応えた。

 DJみのによるインタビューでは、Mori Calliopeが唯一無二であるための“Thinking Different”とは何かに斬り込んだ。まずは自身の音楽のルーツについて。音楽を聴くようになったきっかけは、誕生日に買ってもらった赤いiPod nanoで、最初にダウンロードした曲はOutkastの「Hey Ya!」だったとのこと。「“ママ森”(お母さん)がダウンロードしようよと言ったの。でも、その後はまったく他の曲をダウンロードしなくて。大好きな曲でも、ずっとそればかりで飽きちゃって(笑)」。

 また、2月にリリースしたメジャー3rdアルバム『DISASTERPIECE』について、自身が作曲した楽曲「Ningen Dakara」のエピソードも紹介。作曲にはAppleユーザーにお馴染みのアプリ「GarageBand」を使い、iPadで作曲したとのこと。「めっちゃ楽しかったから、できるのも早くて3時間でできた」と制作の裏側を明かした。

 そんな彼女が目指すのは、現状を突破する力を持った“バーチャルロックスター”だと話し、その原動力を聞かれ「実現したい世界がある」とコメント。「誰も見たことのない方法で、みんなが自由にコラボレーションできる世界。バーチャルアーティストが本物の3Dホログラムで、現実世界のステージに当たり前にいる未来を目指している」と答えた。

 そして最後にイベントのテーマになぞらえ、彼女にとっての“Thinking Different”について「私のようなバーチャルアーティストは、すでにみんなの中での“Thinking Different”だと思う。こんな面白いバーチャルな体ですけど、人間の心があるということ」と笑って答えた。

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