OSHIKIKEIGO、名誉伝説、OddRe:、ハク。、REJAY……会場全体を巻き込む確かな実力 『Spotify Early Noise Night #18』レポート
Spotifyが躍進を期待する次世代アーティストをサポートするプログラム「RADAR: Early Noise」と連携したライブイベント『Spotify Early Noise Night #18』が、3月19日Spotify O-EASTにて開催された。今回は、年明けに発表された「RADAR: Early Noise 2026」選出アーティストの中からOSHIKIKEIGO、名誉伝説、OddRe:、ハク。に、オープニングアクトのREJAYを加えた計5組が出演。確かな実力で会場全体を巻き込むパフォーマンスを繰り広げたそれぞれのライブの模様をレポートする。
REJAY(Fresh Finds Japan presents OPENING ACT)
ステージ中央に置かれた1本のエレキギターの前に現れたのは、北海道ニセコ出身のシンガー・REJAY。日本で初展開された「RADAR: Early Noise」へと続く次なる才能との出会いを届けるプレイリスト「Fresh Finds Japan」の最初のカバーを飾った彼女が、この日のオープニングアクトを務めた。1曲目に披露されたのは、男女の別れをテーマに描いた「Meant to Be」。日本語と英語を行き交う言葉の響き、トータルプロデュースを手がけるJQ(Nulbarich)も魅了されたというアンニュイな歌声が、会場に広がっていく。その後、昨年リリースされた1stアルバム『Grown tag』より「Too Late」と「Love you still」の2曲を丁寧に歌い、心地よい時間を観客に届けた。
<セットリスト>
1.Meant to Be
2.Too Late
3.Love you still
OSHIKIKEIGO
続いて登場したのは、昨年4月にメジャーデビューを果たしたソロアーティスト・OSHIKIKEIGO。バンドメンバーによるダイナミックな一音が鳴らされると「OSHIKIKEIGOって言います、よろしく!」と挨拶し、ステージ全体を自由に舞いながら「モナリザ」をパフォーマンス。TVアニメ『フェルマーの料理』オープニング主題歌「メイラード」では、ハンズアップで盛り上がる観客の姿も。彼にとってこの日が初の対バン形式、人生3回目のライブ。さまざまなアーティストが登場するなか、強張った心を緩めるようなライブにしたいと語り、肩の力を抜くダンスチューン「ダサめのステップ」へ。2026年2月リリースの「インスタントナイト」は撮影OK。“隣で背中をなでてくれるような曲”という紹介に相応しい、ひときわエモーショナルな歌声を聴かせた。ラストは、2026年4月スタートのドラマ『君が死刑になる前に』に書き下ろした新曲「ReTake」を初披露し、ステージを後にした。
<セットリスト>
1.モナリザ
2.メイラード
3.ダサめのステップ
4.インスタントナイト
5.ReTake
名誉伝説
盛大な拍子に迎えられたのは、こたに(Vo)、けっさく(Gt)からなる“グッドミュージック製造バンド” 名誉伝説。2人体制となり新章の幕開けを飾った楽曲「共犯者」からライブがスタートすると、ボルテージは急上昇。「渋谷、飛べますか!」という煽りで会場を揺らした「シャバイライ」からは、彼らの持ち味ともいえる歌詞のリフレインが癖になる楽曲を立て続けに披露していく。けっさくの激しいリフの応酬で空気を一変した「地獄でスキップ」の後は、2026年3月4日にリリースされた最新曲「What is ×?」をパフォーマンス。小気味いいリズムに乗せて、現代の価値観に対する違和感を投げかける彼らの新機軸な一曲を投じると、ユニークな歌詞で踊らせる「ルビを振れ」へ。最後は「今日は来てくれてありがとうございました。歌って踊って最高な夜にできたらうれしいです。また会いましょう」と告げ、「ブルーモーション」(TVアニメ『水属性の魔法使い』OP主題歌)を披露。ポジティブなムードのなか、幕を閉じた。
<セットリスト>
1.共犯者
2.シャバイライ
3.地獄でスキップ
4.What is ×?
5.ルビを振れ
6.ブルーモーション
OddRe:
転換中から熱い声援が飛び交っていたAirA(Vo)、ユウキ サダ(Ba/Vo)、SOI ANFIVER(Gt/Comp/Trackmaker)からなる3ピースバンド、OddRe:。爆音のSEに乗せて元気よく姿を現すと、昨年11月にリリースされたEP『THE GOLDEN PROTOTYPE.』より「東京ゴッドストリートボーイズ」へ。AirAの突き抜けるボーカルは、その場を掌握するようなインパクトを持って響く。「はじめまして! OddRe:です! 踊る準備できてますよね?」と呼びかけると、拍手で一体となるライブアンセム「FEVER TIME」、ウクレレのイントロが軽やかな「shiori」と続け、SOI ANFIVERの煽りから始まった新時代のミクスチャーとも言える「CRASH OUT!!!」で、観客の盛り上がりは最高潮。シンガロングも発生した「ai my me」を経て、ラストは2026年2月にリリースされたメジャーデビューシングル「Revival」。3人の溢れるエネルギーに圧倒されるライブとなった。
<セットリスト>
1.東京ゴッドストリートボーイズ
2.FEVER TIME
3.shiori (short ver.)
4.CRASH OUT!!!
5.ai my me
6.Revival
ハク。
あい(G/Vo)、なずな(Gt)、カノ(Ba/Cho)、まゆ(Dr)からなる、4ピースバンドのハク。2019年結成、近年は海外でライブを行う機会も増えている彼女たち。〈叫べ〉のフレーズと拍手のリズムで会場を沸き立たせた映画『6人ぼっち』主題歌「南新町」からはじまったこのステージでも、ライブバンドとしての積み重ねを感じさせるアンサンブルで観客を惹きつけていく。メランコリックなムードを引き立てるコーラスワークが印象的な「奥二重で見る」を終えると、あいは自らもイベントを楽しんでいることを伝えつつ「こんなふうに出会ってもらえてうれしいです。みんながみんなでいられるように、私が私でいられるように歌っていきたい」と、ありのままの想いを伝える。昨年9月リリースのメジャー1stシングル「それしか言えない」から人気曲の一つ「dedede」と観客たちのテンションを上げるアップナンバーを畳み掛けると、サビではタオル回しも発生した「回転してから考える」で大団円。最後の最後、4人の渾身の演奏でこの日のラストを飾った。
<セットリスト>
1.南新町
2.奥二重で見る
3.それしか言えない
4.dedede
5.回転してから考える
なお、ステージの転換中には、会場4Fロビーにて「New Music Wednesday [Podcast Edition]」公開収録を実施。すべてのアーティストが順次登場し、トークでも来場者を楽しませた。この貴重なトークの模様は、3月27日公開予定の同番組新着エピソードにてVideo Podcastとして届けられる予定だ。