FRUITS ZIPPER、CANDY TUNEたちに続け! MORE STARが語る、KAWAII LAB.の歴史を背負う覚悟「期待以上の存在に」
FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE、SWEET STEADY、CUTIE STREETを輩出したアソビシステムのアイドルプロジェクト「KAWAII LAB.」。その第五弾グループとしてデビューしたのが、新井心菜・遠藤まりん・笹原なな花・鈴木花梨・高梨ゆな・中山こはく・萩田そら・森田あみ・山本るしあ からなる9人組アイドルグループ MORE STARだ。メンバー全員がデビュー前にプロジェクトの次世代メンバーであるKAWAII LAB. MATES(略称:メイツ)として活動し、切磋琢磨の期間を経て、2025年12月12日の『KAWAII LAB. SESSION vol.17』でステージデビューを果たした。
リアルサウンドでは、そんなMORE STARの“今”に迫る連続インタビューを企画(毎週木曜日更新予定)。第1回となる本稿では、全メンバーによる集合インタビューの模様をお届けする。
ヒューリックホール東京での初単独ライブ『MORE STAR 単独ライブ 1st STAR』、そして7月に控える豊洲PITワンマン。デビューからまだ3カ月あまりとは思えないほど濃密な時間を過ごしてきた彼女たちは、今何を感じ、どこを目指しているのか。
KAWAII LAB. MATES時代に培った意識、オーディション期間に生まれた支え合い、デビュー後に感じている変化、そしてグループとして見据える未来について語ってもらった。ライバルとしてしのぎを削ってきた時間があったからこそ、いまの“仲の良さ”には確かな土台がある。9人の言葉からは、MORE STARというグループの強さがはっきりと伝わってきた。(川崎龍也)【インタビュー最後にプレゼント情報あり】
【オリジナル動画】MORE STARがメンバーの他己紹介に挑戦!
KAWAII LAB. MATESとして過ごした時間
――9人全員がKAWAII LAB. MATES出身ということで、まずはその期間の活動を振り返っていただきたいなと思います。今のMORE STARの下地になっている時間でもあると思うのですが、みなさんにとってどんな期間でしたか?
鈴木花梨(以下、鈴木):メイツ時代は、本当に充実した期間でした。みんなが高みを目指していたからこそ熱量もあって、ちょっとでも時間があれば「自主練しよう」って自然に集まるような空気があったんです。いい意味でライバル精神も強かったので、ずっと気を張っている状態でもあったんですけど、その感覚が今もMORE STARのなかに残っているなって思っていて。ライブに向けて「もっと練習しよう」とか「レッスン頑張ろう」とか、そういう前向きな空気があるのは、メイツ時代があったからだと思います。
萩田そら(以下、萩田):私は、アイドルとしてだけじゃなくて、人として成長できた時間だったと思っていて。それまでは自分の気持ちだけで進んできたというか、何かを“仕事としてやる経験”があまりなかったんです。でもメイツになって、いい意味で責任が生まれて、「自分はプロなんだ」っていう意識が芽生えたことで、アイドルとしての立ち振る舞いはもちろん、人としての気遣いや考え方の部分も変わった気がしていて。人生にとってすごく大きな時間でした。
森田あみ(以下、森田):私もそらちゃんと近くて、人生のなかですごく大事な期間だったなって思います。もともと芸能活動をしてきたわけでもなかったので、メイツで初めてこの世界を知る感覚だったんです。何もかもが新鮮で、初めてのことばかりで。でもデビューしてから、「あのときやってきたことが今活きてるな」って感じる瞬間が本当にたくさんあるんです。メイツの期間があったからこそ成長できて、今MORE STARにいられると思うので、私にとっては宝物みたいな時間です。
中山こはく(以下、中山):私もメイツに入るまで芸能活動をしたことがなかったので、もしあの期間がなかったら、本当に何も分からないまま、今ここに立っていたと思います。「挨拶をきちんと行う」とか、そういう初歩的なところから学べたのがすごく大きくて。いきなりデビューするんじゃなくて、メイツとしていろんなことを学んでからデビューできてよかったなって思います。
笹原なな花(以下、笹原):私にとっては、憧れをより強く形にした期間だったと思っています。KAWAII LAB.に入った私たちは、みんな先輩方に憧れて、その背中を追いかけながらデビューを目指していたので、どうやったら少しでも近づけるか、どういうふうにパフォーマンスを研究するかをずっと考えていました。しかもメイツとして活動しているときから、『Mステ』(『ミュージックステーション』/テレビ朝日系)だったり、Kアリーナ横浜だったり、すごく大きなステージに立たせていただいていたので、本当に貴重な時間だったなって思います。だからこそ、今は私たちがKAWAII LAB.の一員として、先輩方と一緒にもっと盛り上げていけたらいいなと思っています。
山本るしあ(以下、山本):これまでたくさんオーディションを受けてきたんですけど、どこかで「どうせまた落ちるんだろうな」って思ってしまう自分もいました。でもメイツは、人生で初めて本気で向き合って、人生をかけられた活動でした。ここで妥協したら絶対に後悔するって思えたし、「自分って頑張ればここまでできるんだ」って、自分のなかにあるいろんな可能性に気づけた期間だったなと思います。
新井心菜(以下、新井):私は、ダンスやボイトレの基礎をしっかり積めたことがすごく大きかったです。スキルアップの時間としてすごく濃かったなって思いますし、同時に、メンバーが仲間でもありライバルでもある存在だったので、人間関係の面でもすごく学ぶことが多くて。みんなのレッスン映像を観て、「この子はこういう目線の使い方をするんだ」とか、「こういう踊り方が素敵だな」とか、一人ひとりをちゃんと見て研究していました。先生からもたくさん教えていただいて、メンタルの面でもパフォーマンスの面でも成長できた期間だったと思います。
高梨ゆな(以下、高梨):私にとって本当にかけがえのない期間でした。「自分って何だろう」っていうことを、すごく考えた時間でもありました。私は遠藤まりんと去年の8月14日にお披露目されて、そこから約4カ月間、メイツとして活動していたんですけど、ダンスも歌も芸能活動も全部が初めてで、本当に何も分からなかったんです。礼儀のこともまだまだで、人間としても未熟な部分が多かったので、たくさん周りに頼っていました。でもそんな毎日のなかで少しずつ成長できたし、すぐにデビューするんじゃなくて、メイツとしてみんなと絆を深めながら過ごせたことがすごく大きかったなって思います。
遠藤まりん(以下、遠藤):もしメイツに入っていないままMORE STARとしてデビューしていたら、アイドルのことも全然分からなかったし、みんなのことも知らなかったと思うので、今みたいないい雰囲気にはなれていなかったなって。メイツの期間があったからこそ、頑張ろうって思えたし、アイドルとしてどう向き合うのかも、みんなを見ながらたくさん学ばせていただきました。
――KAWAII LAB. MATES時代、特にMORE STARのメンバーを決めるオーディション期間は、みなさんにとって大きな時間だったと思います。印象に残っている出来事や、支え合ったエピソードはありますか?
新井:印象に残っているのは、まりんが体調不良になってしまったときですね。1回目の合宿のときに、まりんが長文で「頑張ってね」ってLINEを送ってくれて。ちょうど私たちが本番前のタイミングだったので、すごく勇気づけられました。
高梨:まりんが体調不良で休むって聞いたあとも、すぐ練習があったんですけど、課題曲を通しているときにまりんの声がないのを感じて、パフォーマンス中に涙が出てきちゃって……。練習中は泣きながらやっていました。本番ではなんとかこらえていたんですけど、それくらい自分のなかでは大きかったです。
遠藤:そうだったの? 全然知らなかった(笑)。でも、あの時期って本当に記憶が曖昧になるくらい濃い時間で。大事な経験だったのに、体調を崩してしまって、自分でも悔しい気持ちがすごくありました。でもみんなの時間割みたいなものが送られてきていたので、「何時に発表がある」とかは分かっていて、その発表前のちょうど見られそうなタイミングでLINEを送ったんです。中間発表の動画もグループLINEで送ってもらって観たんですけど、みんながいろんなものを抱えながら頑張っているのが伝わってきて、すごく心を打たれました。
――9人でのデビューが決まったときはどんな空気だったんでしょうか?
萩田:発表の瞬間はすごく緊張感があったんですけど、ちゃんとみんなで喜べるタイミングになったときに、9人で円になって「銀河一のアイドルになろうね!」って言ったのをすごく覚えています。それまで緊張で喜びきれない感じもあったんですけど、その瞬間にやっと9人で喜べた感じがしました。
――同期でもある山本さんと鈴木さんの関係性も印象的でした。
山本:嬉しくて思わず抱き合いました(笑)。
鈴木:合宿が終わってからも自分のなかであまり手応えがなくて、結果発表まですごく不安だったんです。しかも最後のほうで呼ばれたので、本当に怖かったです。自分のなかではジェットコースターより怖いくらいの気持ちでした(笑)。そこから解放されて、安心しました。
山本:自分が呼ばれたときより、花梨が呼ばれたときのほうが安心したかもしれないです。合宿中は一緒に寝ていたしね。
鈴木:人数分の布団があるのに出さずに、一緒に寝ていました(笑)。