ME:I「YOU:MEが私たちの支え」　全国ツアーの終着点で示した成長、“等身大のアイドル”でいることへの想い

全力で駆け抜けてきたグループ初の全国ツアーで得たものとは

　最後のMCでSUZUが、「すごく濃い時間を過ごせた」「（ツアーを通じて）成長できた」とファンに感謝を述べると、MIUは「これ（パフォーマンスをすること）が私の生き甲斐だし、アーティストとしての一番のやりがい」「たくさんのYOU:MEが見れて、やっていてよかったと思いました」と感慨深そうに語る。「夢見た職業に就けて本当に幸せ」と語り始めたAYANEは、先ほど披露した「小悪魔（Baddie）」の歌詞に触れながら、「生きづらいなって、皆さん毎日感じると思うんですけど、“愛されても、嫌われても構わない”という気持ちで、自分自身を信じて、愛してあげてください」「（ファンの）希望の光になれるように、皆さんに精一杯、いつも全力でステージに立っている姿をお見せします」とファン想いな言葉を紡いだ。アンコール公演を楽しめたというTSUZUMIは「こんなに幸せであったかい空間ってない」「私もみんなと一緒にいろんなところを回りたい」と、今後のツアー開催への期待をコメント。

　KEIKOは「大感謝」を連呼しながら改めてファンに感謝を告げ、「来年も最高の1年にできるようにME:I一同頑張っていきます」と抱負を述べた。RINONは「ここまで駆け抜けてきた俺たち、お疲れ！」とグループを労い、「2025年最高の思い出はこのツアー」と満足そうに微笑む。KOKONAは「YOU:MEが私たちの支え」「『仕事頑張れるよ』って言ってくれるけど、私たちも支えられているので本当に感謝しています」とコメント。MOMONAはツアー完走に安堵の表情を見せながら、メンバーに対し「一人ひとりが行動で信頼や愛情を伝えてくれて」「みんなが責任を持って声を掛け合って、すごく私を引っ張ってくれた」と感謝の気持ちを告げる。そして観客に向き直ると、「等身大の私たちがアイドルでいること、どんなあり方でもいいと思えるような私たちでありたい」と今後への想いを明かした。

　ラストはデビュー曲の「Click」。メンバーはファンとの濃密な時間を惜しむように最後まで会場中に手を振って、ステージを後にした。

　長野から北海道、愛知、神奈川、兵庫、広島、東京での公演を全力で駆け抜けてきたME:I。グループ初の全国ツアーはメンバー間の結束力とアーティストとしての表現力、自信をさらに強化するきっかけとなったのではないだろうか。それぞれが各会場での経験を力に変え、個性と魅力を最大限に発揮しながら役割を果たし、生き生きとした表情で洗練されたME:Iらしいステージを作り上げていく姿が印象的な公演だった。2026年のME:Iにも大いに期待したい。

■セットリスト
『2025 ME:I 1ST ARENA LIVE TOUR “THIS IS ME:I” ENCORE IN TOKYO』
2025年12月13日　東京・有明アリーナ

セットリスト プレイリストリンク：https://me-i.lnk.to/encore_pl

M01.THIS IS ME:I
M02.MUSE - Remix Ver. -
M03.Summer Magic
M04.CHOPPY CHOPPY (ME:I Ver.) - Rock Arrange Ver. -
M05.Cookie Party - Rock Arrange Ver. -
M06.FLY UP SO HIGH (ME:I Ver.)
M07.Tomorrow
M08.Sugar Bomb - Jazz Arrange Ver. -
M09.Hi-Five - Punk Arrange Ver. -
M10.キラキラ
M11.Affogato
M12.小悪魔（Baddie） x TOXIC - ENCORE Ver.-
M13.Royal Energy - Extended Ver. -
M14.Million Stars
M15.想像以上（ME:I Ver.） - EDM Arrange Ver.-
M16.&ME (YOU:ME Ver.)
＜アンコール＞
M17.LEAP HIGH！～明日へ、めいっぱい〜（ME:I Ver.）
M18. Sweetie
M19.Fan Letter
M20.Click