BE:FIRST、STARGLOW誕生でBMSGをさらに引っ張る存在に? 『BMSG FES』で期待の“貫禄に満ち背中”
2025年9月27日・28日、東京・お台場BMSG FES特設会場にて、『BMSG FES'25』が開催される。2022年に始まった同フェスは年々パワーアップしており、今年はSKY-HI、Novel Core、BE:FIRST、MAZZEL、Aile the Shota、REIKO、HANAと、BMSG所属アーティストが一堂に会する豪華なラインナップとなっている。中でもデビューから4年を迎えるBE:FIRSTは、先輩として後輩たちを引っ張る存在になるはずだ。
『THE LAST PIECE』でBE:FIRSTが候補生に語りかける言葉
そんな同フェスに新たに加わることが発表されたのは、9月19日に結成したSTARGLOWだ。STARGLOWは、BMSGが行なったオーディション『THE LAST PIECE』から誕生した5人組ボーイズグループで、オーディション参加条件が“10代”ということもあり、フレッシュなメンバーが揃っている。「全ての10代と、かつて10代だった全ての人へ。」というメッセージが掲げられた同オーディションは、若者たちが切磋琢磨して成長し、夢に向かってがむしゃらに進み続けている姿が映し出され、多くの視聴者の胸を熱くした。
そんな過程で印象的だったのは、BE:FIRSTが参加した6次審査「ガチプロ審査」改め、「VS プロアーティスト審査」。SKY-HIから候補生たちに「君たちが対戦するアーティスト」と紹介されて登場したBE:FIRSTは、当時開催中だったワールドツアーでの経験とプロとしての誇りをまとっており、貫禄に満ち溢れていた。
しかし、かつてBE:FIRSTが結成されたオーディション『THE FIRST』にも参加していたTAIKIが「お願いします!」と笑うと、柔らかい空気が漂い、BE:FIRSTも和やかに笑顔を見せていた。同じく、『THE FIRST』参加者でもあるRUIが「New York Cityバイブスを持ってかませばいける」と言えば、全員が笑顔に。微笑ましい空気が流れていた。一方、初対面のADAMには「はじめまして」と礼儀正しく挨拶。そしてSKY-HIからコメントを求められたMANATOは、「たぶん同じくらい僕も緊張してるんで、お手柔らかにお願いします」と語っていた。多くの大舞台を経験してもなお、一つひとつのステージに真摯に向き合ってきたからこそ生まれた場面だろう。最後にはLEOが「『VS』って言ってるんですけど、勝敗じゃないと思ってるんで。カメラの向こうにいる人たちに対してどれだけパフォーマンスを届けられるか」、「ここではなくて、先にいる人を目掛けてお互いパフォーマンスできたらいいのかな」とプロアーティストならではの視点で後輩たちにメッセージを送っていた。
『THE LAST PIECE』で見せる先輩としての背中
本番では、課題曲となった8thシングル収録曲「Secret Garden」をパフォーマンス。SKY-HIの「すごくかっこいいグループだということを証明しないといけない」という期待に見事に応えていた。ガチガチに力の入った状態ではなく、いい意味で肩の力が抜けた状態で、高いクオリティかつ自分たちらしさを詰め込んだパフォーマンスをしていたのは、オーディション候補生、そしてSTARGLOWに選ばれた5人にとって大きな学びを与えたのではないだろうか。
しかも、しっかりと言葉でも後輩たちに気づきを与えられるのもBE:FIRSTの強みだ。審査前のLEOの言葉のように勝敗を超えて観客へメッセージを届ける意識は、候補生全員の心に深く刻まれたはずだ。
圧倒的なパフォーマンスで後輩たちに「プロアーティストとは」を見せたBE:FIRST。『BMSG FES'25』でも、BE:FIRSTは後輩たちに先輩らしい姿を見せるのだろう。そして、それを受け取った後輩たちもさらに成長していく。お互いに影響し合い、素晴らしい音楽を生み出していくBMSGアーティストのこれからが楽しみだ。