Snow Man『サマソニバンコク2025』現地レポ 9人でタイのステージに堂々帰還、5年越しの本格的なアジア展開へ
現在タイで放送中のドラマ『Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?』(Workpoint TV/TrueVisionsNOW/Lemino)にて全編タイ語での演技に挑戦した向井は、爽やかなアイドルポップス「君は僕のもの」の後に行われたMCでも頼もしくメンバーをリード。日本文化の認知が広がり以前より言語の壁は少しずつ低くなってきているとはいえ、やはり現地の言葉で思いを伝えられるのは大きい。流暢に挨拶を決めた阿部亮平や宮舘涼太、さらに深澤辰哉のタイ語での“イケメン”アピールや、タイの人気俳優・ブライトを名乗り出すラウール、言葉が飛んでしまった渡辺翔太の腹話術(?)での挨拶など、異国の地でも臆さずバラエティスイッチ全開で会場を笑顔にしていくメンバーたち。しっかりトークで観客の心を掴むと、目黒蓮の煽りで幕を開けたフェスにもピッタリなパーティーロックチューン「Dangerholic」、そしてダンスブレイクを追加したアレンジで「W」をエネルギッシュにパフォーマンス。ステージを終える頃には会場後方まで人が詰めかけ、ファンはもちろん、幅広いフェスの参加者にSnow Man流のエンターテインメントを届けることができたのではないだろうか。
『サマソニバンコク』出演の翌日には、2年ぶりだというメンバー勢揃いでのインスタライブも行われた。その翌日、8月25日にサプライズリリースされた「カリスマックス」の盛大な匂わせを交えつつ、フェスに参加できなかったファンにも元気な姿を見せた9人。その後も韓国の音楽番組『M COUNTDOWN』への出演や、ソウルを皮切りに、台北、バンコク、日本の大阪、東京を巡る初のポップアップイベント『Snow Man 1st POP-UP』の開催など、5周年にして初の試みが続いている。新たな環境に身を置き、グループをプレゼンテーションすることは、Snow Manというアイデンティティをより強固なものにする予感がする。なによりビジターゲームにここまで強いグループだったということに驚いた。日本のトップアイドルとなったいま実現した5年越しのアジア展開、ここから先も目まぐるしく発信されていくであろう情報をしっかりと追っていきたい。
■セットリスト
1.タペストリー
2.D.D.
3.Crazy F-R-E-S-H Beat
4.Nine Snow Flash
5.ブラザービート
6.DA BOMB
7.君の彼氏になりたい。
8.君は僕のもの
9.Dangerholic
10.W