Jay Park、6年ぶりの来日公演で繰り出す強烈なショー　Awichを招いて示したアジアHIPHOPの熱量

　スタイリッシュな「Taxi Blurr」、ダンサーとコラボレーションした「Me Like Yuh」の後、XG「WOKE UP」のイントロが。大歓声の中、Awichが登場する。Jay ParkとAwichのマイクリレーに観客のテンションはより高まっていく。2人が共演した「ASIAN STATE OF MIND」も披露した。Jay Parkがいったんステージを離れるとAwichは「ほんとにほんとに。Jayが着替えている間だけ。ちょっとなんで。お付き合いいただいていいですか？　みんなが盛り上がってくれたら、めっちゃかっこよくなったJayが戻ってきます」と話し、「冗談は抜きにして、Jayにはいつも『アジアで団結して頑張ろう』という相談をさせてもらっていて。アジアのみんなが仲良くパワーアップしていけたらいいねといつも真剣に話を聞いてくれます。いち早く世界に1人で乗り込んでいったJayを私はめちゃリスペクトしています」と最高のMCも聞かせてくれた。Awichは「GILA GILA」と「Butcher Shop」をぶちかましてJay Parkの日本公演に華を添えた。

　観客のエネルギーが最高に高まったところで、Jay Parkの圧巻のラップが炸裂する「DNA」「BLUE CHECK」「ON IT」「Mr. Show & Prove」を一気に投下する。これまでの歌とダンスを織り交ぜたセクシーなパフォーマンスとは打って変わって、ハードなスピットで観客を熱狂させた。Jay Parkは「Awichさんはアジアのヒップホップを代表すると言っても過言ではないと思います。心からリスペクトしています」と話し、「みなさんMIHARA YASUHIROをご存知ですか？　この衣装は僕のために特別に制作してくれたんです」と話し、レジェンドにも大きな感謝を伝えた。ここから「SOJU」「K-TOWN」「뻔하잖아（You Know）」「Ain’t No Party Like an AOMG Party」を一気に畳み掛けた。名曲「McNasty」ではAwichが客演。そして「Keep It Sexy (MOMMAE 2)」でついに鍛え抜かれたボディを披露する。加えてダンサーのUWA KITADERAも登場。セクシーでホットな2人がすべての観客を魅了した。最後は「MOMMAE (몸매)」。大合唱で熱く暑い本編を締め括った。

　アンコールは「All I Wanna Do」の日本語バージョンからスタート。また本編で「V」の後に披露する予定だったが機材トラブルが起こってしまった「iffy」を歌う。あたたかい雰囲気の中歌い終えると、AwichとUWA KITADERAを呼び込んで観客と記念撮影し、代表曲「JOAH」、バンガー「니가 알던 내가 아냐 Who You」をかました。最後の最後に「Whenever」の日本語サビをアカペラで歌って、2時間以上に及ぶ強烈なショーの幕をおろした。