BAND-MAIDが刻んだ“魂の演奏” 『ロックレディ』と共に挑んだ音楽×モーションキャプチャーの革新とリアル

「Ready to Rock」は両者の熱意が生んだ“タイアップ以上”の楽曲に
OPテーマ「Ready to Rock」は冒頭から、りりさと音羽のバトルを再演するかのように、ギターとドラムのパワフルな応酬が15秒も展開される。アニメソングは89秒尺であるから、その6分の1もここに費やしていることになる。デモの段階では半分の長さで歌も入っていたそうで、この形になったのはアニメスタッフ側からの要望によるものだという。この箇所が作品においていかに重要視されているか、そして単に出来上がりをもらうタイアップではなく、主題歌を作る上で両サイドにクリエイティブな丁々発止があったことも窺える。完成した楽曲はBAND-MAIDとしても珍しいほどハイスピードかつアグレッシブで、テクニック上も難度が高く、2人の心に火をつけるアレンジだ。
歌詞の〈突き刺すロックとアイデンティティ〉の言葉は伊達ではない。上述したように、キャラクターとBAND-MAIDに重なる部分が多く、血の通った内容であり、作中を彷彿とさせる濃厚な熟語の連発に思わず笑みが浮かぶ。ライブで盛り上がること必至のシンガロングの裏でアルペジオを展開させるギターワークなど、キャッチーな歌メロだけでなく演奏にも耳が向くように作られているところが、この作品の主題歌であることを体現している。2番でのギターがさらに暴れ回り、リズム隊からの圧が強くなるサウンドメイクも聴きどころで、おいしいポイントが全般に散りばめられている。
また、バンドアニメが流行った際には“弾いてみた動画”が投稿されるのが定番とされている。本作は難度が高いにもかかわらず、プレイヤー欲を刺激するのか、すでにいくつもの動画が投稿され、BAND-MAIDが演奏しているだけあって海外の熱心なファンからの投稿が盛んだ。これまでインストバンドに光が当たることは少なかったが、ヒットアニメが様々な流行を作ってきたように、『ロックレディ』を発信源としたインストバンドのブームが訪れるポテンシャルは十分に考えられる。そうなった時、まさに作中でキャラクター自身が語るように“インストバンドの強み”を世界中に証明できることだろう。
[Update!!]
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— BAND-MAID #bandmaid (@bandmaid) May 1, 2025

■リリース情報
「Ready to Rock」
2025年4月4日(金)配信リリース
配信リンク:https://BAND-MAID.lnk.to/Ready_to_Rock
■「Ready to Rock」イントロ弾いてみたキャンペーン
参加方法:投稿期間内に対象SNSにてBAND-MAID「Ready to Rock」のイントロ弾いてみた動画をハッシュタグ「#RtR弾いてみた」「#ロックレディ」を付けて投稿。KANAMI(Gt)本人のSNSで動画が引用される可能性がある。
投稿期間:5月1日(木)~5月31日(土)
対象SNS:X(旧Twitter)/Instagram/TikTok
BAND-MAID KANAMI(Gt)によるお手本動画:https://youtube.com/shorts/YEFugw_-jwo
詳細URL:https://bandmaid.tokyo/contents/898327
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