亀梨和也、解散・退所報告ラジオから感じる美学 多くを語らず楽曲に託す“消えない絆”

 そしてラストは、事務所の後輩たちにも歌い継がれているKAT-TUNの「ハルカナ約束」。コンサートのクライマックスによく似合う盛り上がりソングでありながら、この楽しい時間の終わりがやってくることを知っているもの寂しさが漂う1曲でもある。それでも〈あの日 俺たちが信じた夢/刻む ハルカナ約束/回る ハルカナ約束〉という言葉に希望を感じずにはいられない。

 どんなに傷だらけになっても、KAT-TUNという場所に亀梨が立ち続けてくれていたことに、私たちは終わらない何かを信じていたのかもしれない。しかし、そんな亀梨の不屈の強さに励まされる一方で、亀梨が「やりたいこととかがあっても、ウッと引っ込めることでバランスを取る作業を、正直自分の中で無意識のうちにするようになってきて……」と、話していたこともあった。これは、2023年にYouTubeチャンネルを開設したときに語られた思いだ。

亀梨和也、YouTube始めます!

 「亀梨和也として本当に何がしたいのかを取り戻す」と決意を決めて走り出したチャンネルには、これまで堂本光一から山下智久、Hey! Say! JUMP、ふぉ~ゆ~、SixTONES、Snow Man、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ! groupなどベテランから若手まで幅広くゲストが出演してきた。また、HIKAKINやはじめしゃちょーといったYouTube界を代表するスターたちも。亀梨がテレビやWeb、そして世代を超えて、多くの人たちを繋ぐ存在になっていることを実感させられる活躍ぶりだ。

【片付け】助けてください。家にモノが大量に溢れてしまいました。決心して断捨離します!

 今後もKAT-TUNの亀梨として培われてきたものは消えることはない。甥っ子&姪っ子とともに実家の荷物を断捨離をする動画では、KAT-TUNのライブで着たパーカーを「キレイに取っておいて、いつの日か……ね!」と丁寧に畳んでいく姿にも、彼がKAT-TUNとして歩んだ日々をどれだけ大切にしながら、前に進んでいこうとしているかが伝わってきた。

 寂しい、悲しいときこそ、いつも通りを続ける。そんな亀梨の美学を受け止めるかのように、「3月31日以降も『亀梨和也のHANG OUT』を続けさせていただける」という嬉しいお知らせもあった。「引き続き変わらずに毎週土曜の、この時間にみなさんと素敵な時間を過ごせたら嬉しいなと思っております」と締めた亀梨。できることなら3月31日以降の番組でも、亀梨やハイフンの心を温めるKAT-TUNの名曲がまたリクエストで流れる、そんな時間が続いてほしいものだ。

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